心の在り方




五匹の動物という話があります。
私の講座でもこの問題を出題した事があります。

これは有名な心理テストです。
一度試してみては如何ですか?
あくまでもアイスブレークとしての遊びです。

あなたは今、ライオン・牛・ラクダ・馬・豚と砂漠にいます。
砂漠から出るには、一緒にいる動物たちの一匹を手放さなくてはなりません。

最初にどの動物を手放しますか?

砂漠は出られましたが街は見つからず
あなたは残った4匹の動物と一緒にまださまよっています。
そして、食料が尽き動物を手放す時が来ました。

次はどの動物を手放しますか?

残った3匹とあなたが、ひたすら歩き続けていると
突然、急な崖が現れました。
あなたはまた動物を手放します。

次はどの動物を手放しますか?

2匹の動物たちと歩き続けましたが、街は見つからず、
とうとうあなたはどちらかの動物を手放さなくては
いけなくなりました。
あなたはどちらを残し、どちらを手放しますか?

この診断で分かるのは、
「あなたは困ったときに切り捨てるモノ」の順番です。

ライオン・・・・プライド
豚・・・・友人
ラクダ・・・・恋人・配偶者
牛・・・・食べ物・お金
馬・・・・情熱・夢・仕事

如何だったでしょうか?
心当たりはありますか?

こちらは友人のジャーナリストのSNSへの投稿文です。
彼が出版したビジネス書「孫子の兵法」に、
私の仕事上の経験が掲載されたことでお付き合いが始まりました。
とても理論的なビジネスの参考書を書くのですが、
皮肉を込めた政治家などの批判文も書くのも得意です。
少し世の中に攻撃的な部分が互いに共感したところです。

沖縄県知事の発言に対して
この御仁のニュースは、もうスルーしようとしていたが。
馬脚をあらわした??馬の足を現したと言うことです。

どうにも「反日的」な言動を行なう、いわゆる「ヒダリ」に属しています。
(この二項対立の分け方には抵抗あるが、ここは便宜的に)
ヒダリの方々の思考回路が理解できないんだが、一つの仮説がある。

保守(≒右寄り)は、わりと「ファクト」を積み重ねて思考する
(もちろん思い込み激しく決めつけの感情論に走る一派もあるが・・・)。
ヒダリの方は、脳内に理想郷(キレイな言葉だが、お花畑)があって、
都合の悪い現実から目を背ける「認知バイアス」の症状がお強いような・・・

「軍備増強、反対」「戦争は話し合いと外交で解決」とか仰る方々。
彼らが「保守」とか「右翼」とか断じる方々はなにも平和維持を
「軍備」だけでやろうというわけじゃない:両輪なんだと思う。
そもそも戦争は外交の最終手段。言ったのはクラウゼヴィッツだったか、

ヒダリの方々は、軍事力による抑止力を否定するんだけどね。
では、ウクライナは、台湾は、フィリピンは、チベットは、ウイグルは・・・・
厳しいリアルにどう向かうか・・以上

彼は持論を言いますが結論は言いません。
自分が手に入れた情報を自分なりの色付けをして
あとは読者に任せる手法です。

情報は何を残して何かを捨てなければバランスが取れません。
正論を積み重ねると矛盾が生じて破滅の道をいくことになります。
両面あわせ持つ寛容性が大切である。要するにバランスの問題です。
両面とは現実と理想を併せ持つことです。

真実を知ってどうなるのかと云う意見があります。
知っても何もできないのだから真実などどうでもよい。
今の暮らしを維持できれば正しい情報なんて不要です。
私はこのような意見には猛反対です。

しかし時には考えた末に両方忘れることをします。

陰陽の法則では無いですが両面を知ってから自分の意見をまとめる。
しかし時には両方を手放す。両方を忘れるという事も大切です。

「両忘」 (りょうぼう)
両方忘れるという意味で、りょうぼうと読みます。
何を両方忘れるのかというと
対立する2つの概念ということになります。
例えば、豊かさも貧しさも気にしないということです。
正義も悪も忘れて現実のみに生きるということです。
さすればおのずからと無意味な悩みなど浮かんでこない。

知識が行く手を阻むのであれば知識を捨てて
自己感性を尊重すべきです。

さて皆様はどのような結果になりましたでしょうか?
五匹の動物を一匹ずつ手放していくテストです。
ライオン・・・・プライド
豚・・・・友人
ラクダ・・・・恋人・配偶者
牛・・・・食べ物・お金
馬・・・・情熱・夢・仕事
私は、牛、馬、豚と手放してそのあとにラクダを手放した。
最後に残ったのはライオン(プライド)です。

私には未来の子供たちに文化をつなぐ使命があります。
どれほど大変でも日々行動を止めないのは、
音楽プロデューサーとしてのプライドです。