井戸の中のロバ




「災い転じて福となす」という言葉があります。
災難だと思っていたことが後に好転して福(幸福)を成すことです。
手に入れたいと思った仕事を逃したら思いがけずに大きな仕事が舞い込んだ。
搭乗予約をした飛行機に遅延したおかげで事故に遭遇しなかった。
階段を踏み外して病院へ行ったら違う病気を発見してもらった。

現象をネガティブに捉えると災難だと思えるが、
ポジティブに捉えると難が有って有難(ありがたい)となる事がある。

「井戸の中のロバ」
ある農夫のロバが、枯れ井戸に落っこちた。
ロバが哀れな声で鳴き続ける間、農夫はどうしたら良いか考えをめぐらせた。
結論はこうだ。
ロバはもうかなりの歳で、この井戸はいずれ埋めなければならない井戸だ。
ロバを引っ張り上げることに、意味はない。

農夫は近所の人々全員を呼び集め、手伝いを頼んだ。
人々はショベルを手に取り、土を井戸に放り込み始めた。
初めの頃は、ロバは何が起こっているのか気付いているようで、
ひどく鳴いていた。
ところがその後 …皆が驚いたが… ロバは静かになった。

その後、何杯か土を放り込んでから、農夫は井戸の中を覗いてみた。
すると、驚愕(きょうがく)の光景がそこにあった。
ショベルで落とされた土がロバの背中に当たる度に
ロバは体を震わせて土を落とし
踏み固めて登っていたのである。

農夫の隣人達がショベルで土をかける度に、
ロバは土を振り落としてまた登る。
そのうちに ロバはついに井戸の縁にまで達し、
嬉しそうに地面に駆け降りたのだった!

教訓:
人生はあなたの上から土を落としてくる。土の種類は様々だ。
井戸から脱出するためには、土を振りはらい、踏み固めて登るのだ。
全てのトラブルは、踏み台であると考えよう。
休まず、あきらめなければ、どんなに深い井戸からでも脱出できる!
振りはらって登るのだ。

幸せになるための5つのルールを覚えておこう。
1. あなたの心を、憎しみから解放してあげよう。敵を許すのだ。
2. あなたの心を、不安から解放してあげよう。不安な事の大半は、
実際には起こりはしない。
3. シンプルに生きよう。そして、あなたが持っているものに感謝しよう。
4. 自分からいくらでも与えよう。奉仕の心を忘れないようにしよう。
5. 人々に期待を寄せるのを控えめにしよう。その代わり、
神様にもっと期待しよう。
私たち全ての者に、神の恵みがありますように。
By: Hormuzd J Dadinath
(筆者註:インド、ムンバイの方です)

中国には「人間万事塞翁が馬」は、「じんかんばんじさいおうがうま」と
読みます。「塞翁が馬」と表されることもあり、人の人生の幸・不幸は
予測し難く、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらない
ということを意味しています。

「人間万事塞翁が馬」は紀元前の中国の書物『淮南子(えなんじ・わいなんし)』
に由来します。この『淮南子』の中に、「人間万事塞翁が馬」の由来の
逸話があります。「塞翁が馬」の「塞翁」は、塞(とりで)に住んでいる
翁(おきな)という意味で、「人間万事塞翁が馬」の由来となった
あらすじは以下のようなものです。

塞に住む老人の馬が逃げたところ、老人は「これは福となるかもしれない」と
言いました。そしてしばらくすると、その馬が駿馬(足の速い馬)を連れて
戻ってきたのです。周りの人は喜んだのですが、老人は、
「これは禍となるかもしれない」と言います。そして今度は、老人の子供が
その駿馬から落ちて骨折をしてしまいました。

老人は再び、「これは福となるかもしれない」と言うのです。
その後、戦争で男子は兵役で連れて行かれたのですが、骨折が幸いして
老人の息子は兵役を免れ、命が助かったというものです。

これは、天邪鬼(あまのじゃく)な老人の話ではなく、
「禍福は予測ができないものだ」ということを伝えるものです。
このことから生まれたのが「塞翁が馬」、
「人間万事塞翁が馬」の教訓です。

この「人間万事塞翁が馬」には、さまざまな解釈があります。
「幸不幸は予測し難い」、さらには「幸不幸は予測し難いので、
安易に悲しんだり喜んだりするべきではない」という意味や、
「幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらない」という意味、
また、「幸不幸は予測できず、何が禍福に転じるかはわからない」という
意味にも使われます。

順風満帆な人生を送っていたところ突然の出来事で転落してしまう。
それまでの地位や名誉や財産までもが無くなり路頭に迷う。
私も2000年にそのような経験をしました。
しかし、そのお陰で韓国に映画配給会社を作り日本に韓国ドラマを紹介しました。
その後すぐに中国から音楽関係の仕事が入ってきてまたプロデューサーとして
復活をしました。そこで再び大成功するのですが、音楽学校設立の野心が芽生えて
全額投資をして突然の反日運動で一文無しになりました。

2012年に日本に戻り腹をくくりました。
何もかも無くなりマイナスになって自分なりの下座業を開始しました。
そのお陰で講演依頼やセミナー講師の話も来るようになり、
挙句は10数年音沙汰が無かった会社の会長よりお声がかかり
顧問として働くことも出来ました。
まさに「人間万事塞翁が馬」を経験したのです。

今、不幸だなと思っている皆様は私の経験を参考にしてください。
不幸の後には必ず幸福がやってきます。
問題は自分の中にあるので乗り越える勇気を持ってください。
幸不幸も自分のイメージが作り出しているので
諦めることなく幸福を手に入れてください。

「恩学」のブログは人生の一番大変な時期からスタートしました。
困難のさなかに良き言葉を求めて良き言葉を発信してきたのです。
この恩学が少しでも皆様のお役に立つことになれば嬉しいです。