全てを受け入れる
全てを受け入れる
現状のままを受け入れる
ありのままに受け入れる
鏡の中の自分を受け入れる
他人の世界はお花畑か荒れた大地
お花畑に憧れても荒れた大地を嫌っても何も変わらない
日常に溢れている様々な情報に惑わされずに自分を探し出す
生き方を見直して心の棚卸しをする
決して机に向かって計画するなよ
外に出て大自然に抱かれろ
近くの公園のブランコに揺られてみろ
高く蹴った足元に見える大空に飛び込むのさ
いつもと変わらない同じ状況で考えても無駄だ
君には足があるじゃないか、目があるじゃないか、
聞こえる耳があるじゃないか
小さな自分でも大きく夢を描いても構わないのさ
落ち込む時には落ち込んでいいんだよ
だらしないカッコでいいんだよ
泣いても大笑いしてもいいんだよ
みっともなくてもいいんだよ
それが自分ならボロボロだっていいんだよ
全てを受け入れる
現状のままを受け入れる
ありのままに受け入れる
鏡の中の自分を受け入れる
周りに合わして作り笑いをして
乗り気じゃないのに群れを組む
興味もないのに雑多な話を合わせる
時間の無駄に振り回される
悩みに振り回されるなら
解決の糸口を見つけたいのなら
私から皆様へ「禅語」を読むことを薦めたい。
以前から気になっていたモデルのSHIHOさん。
この方を勝手にご紹介させていただきます。
皆様のお手本になればと思います。
「SHIHOの楽禅ライフ」より
今回の禅語:身心(しんじん)に法いまだ参飽(さんぼう)せざるには、
「法すでにたれりとおぼゆ。法もし身心に充足すれば、
ひとかたはたらずとおぼゆるなり。」
自己の身と心に法が未だ浸透していない時には、
法は満ち足りていると思ってしまう。法がもし身と心に充足すれば、
なにかが足らないと思うものである。
ものごとの本質をしっかりと会得していない時には、
もう全部分かったつもりになってしまい、本当にわかった時には、
まだ何か足らないのではないかと思うのである。
(『正法眼蔵』のうち「現成公案」より)
この禅語を読むと、なんでもわかった気になっていても、
物事にはいろいろな立場からの見方や感じ方があることに、
あらためて気付かされます。
船で大海に出て、自らの目で四方(水平線)を見ると
海は円いように見えますが、
人の目の届く範囲では円に見えるだけで、魚にとっては宮殿に見え、
天人には宝石の玉飾りに見え、さまざまな形や性質から成っています。
我々が生きるこの世界全てに、数え切れない側面と性質があります。
人は自分が学んだり、経験したりした範囲だけで、
理解し判断しようとするのではなく、
無限の世界があることを知るべきなのです。
この言葉に、私はふと涙がこぼれました。
なぜって、「こうじゃなきゃいけない」と
自分を責めていた部分に、そうじゃない見方もあるんだよ、
とふと肩の力を抜く隙間を与えてもらったような気がしたから。
私の性格は、こう思ったらこう!と突き進んでしまう部分があり、
なかなか他の見方ができなくなってしまい、
時にそれで苦しんでしまうことがあって。
正しさを追求するあまり、それについていけていない自分がいたり。
したいことができないと極度のストレスを感じてしまったり。
物事ってなんでも思うように進まないのが現実。
そんな時に自分本位の見方だけをしていると苦しくなるのだけど、
視点を変えて、他人本位の見方をすると、
全然違う感情が存在していたり、
気づかなかった事実に出会えたりすることってありますよね。
普段、自己犠牲をして他人本位にしている方は、
自分は、本当はどうしたかったのか、と自分自身の気持ちに立ち返ったり、
寄り添ってみることでも、新しい見方や感情に出会えたりするかもしれません。
そうやって「見えていない部分」 に気づいていくことが、物事の本質を
見抜く力や世の中の真理を知るきっかけになるのかもしれませんね。
以前、ある友人に「自分にとって最も大切なものは何?」と質問をした時、
返ってきたのは「偽りのない自分」という答えでした。
正しいか正しくないかではなく、自分自身に正直かって。
確かに、人は、立場や役割で自分自身を作ってしまうことがあるから、
肩書きを取っ払ったありのままの自分に戻った時の、
そんな正直さや純粋さに向き合ってみると、
本当に自分が求めているものが見つかるかもしれないですよね。
同じ問いを他の人にもしてみたところ、「健康」「自由」「時間」
「愛する人たちと幸せな時間を過ごすこと」など、答えはさまざまでした。
自分にも同じように問うとすれば、私の答えは「愛こそ全て!」
でも「愛」は深すぎて、そこには喜びや平和、辛抱強さ、親切、善良、温和、
自制などいろんな要素が含まれる気がします。
もし「愛ある人」になろうなんて思ったら、満ち足りるどころか、
足りないものだらけ。この禅語にぴったり当てはまります(笑)。
皆さんにとって、今、最も大切なものはなんですか?
皆さんの中でそれは満ち足りてますか?
それともまだ足りないと感じるものですか?
禅について学びを深めている、モデルのSHIHOさんの言葉より。
私も道元禅師の言葉を纏めた『正法眼蔵』「現成公案」を深く読み、
禅語から多くの学びを得ました。
有名な書家の相田みつを氏も「正法眼蔵」を愛読していました。
まだまだ修行が足りませんがこれからも精進するつもりです。
全てをありのままに受け入れて人生を歩み続けます。