お便り

 

「恩学」の読者から幾つかのお便りが届きました。
とても嬉しくて、この書面にて、皆様にお礼を述べたいと思います。
「萬謝・合掌」です。

「恩学」を始めてから、約一年半が過ぎました。

当初は100編書けば、終了かなと思っていたのですが、
多くの方の励ましにより、書ける間は書き続けようかと思い、
自己の感性の赴くままに文章にしております。

誰かに依頼された訳でもなく、誰かのサポートの為に書くのでもなく、
何かの見返りを求めている訳でもなく、本当に自分勝手な思い込みで、
稚拙な文章を徒然草なるままに書かせて頂いております。

この文章が、少しでも皆様のお役に立てる事が出来れば、とても嬉しく思う次第です。

本当に有難う御座います。
私のブログの中で何回か出て来た言葉があります。

道元禅師の「愛語よく回天の力あり」です。
良き言葉は人生を変えるほどの力を持っているという事です。

又、もうひとつ私の大好きな言葉に、西郷隆盛の「敬天愛人」という言葉があります。
天を敬い、人を愛す。この二つの言葉が私の精神的基軸です。

すべてはこの二つの教えを守りながら人生を不器用に生きております。

お便りの中に感想をコメントにしたいのですが、
文章能力が無くて書く事が出来ません。という方がおいでになりました。

文章を書く上で、とても大切な事は、一に「思う事」二に「言葉にする事」三に「文字にする事」です。

一の「思う事」とは、日常の些細な事柄を気に留めること。
留めないでいると、自分の変化にも、気を留める事が無くなってしまうという事です。

気を留めずにいると「思う事」も少なくなります。
思う事が少なくなると。他人に対しての思いやりも気付かなくなるからです。

思いやりは他人に対してばかりでは無く、自分に対しても必要な事です。
その為に「思う事」を絶対にやめないでください。

二の「言葉にする事」は、先ずは問いかけをする事です。
何故、どうして、何の為に、という問いかけをすれば必ず答えが返って来ます。

大人になると面倒だなと思って問いかけをしなくなります。
実は問いかけから、言葉が生まれて来るのを忘れてしまっているのです。

幼児が親に問い掛けるのは、言葉を覚える為にです。
日常の問いかけを多くすると、あなたの言葉も多くなって来ます。

三の「文字にする事」、これが難しいと言う人が大勢います。
文才が無いから書けないのだと言います。

実は私もお分かりのように文才はありません。
メモにした言葉を繋ぎ合わせているだけです。

文章の専門家からみれば笑われてしまうでしょう。
昔から気に掛る言葉をメモにして取っていました。

映画でもドラマでも街角の会話でも、新聞でも小説でも、ニュースの解説でも、
取合えず気になる言葉をメモしてきたのです。
今でも毎日メモを取り続けています。

そのメモを数年経ってから読み返すと、その当時の心理状態がハッキリと分かります。

何故その言葉に魅かれたのか、何故その言葉をメモしたのか、
まるでアルバムを見るように、一言ずつ蘇って来るのです。本当に楽しいですよ。

「恩学」はそのようにして出来上がっている文章です。

沢山の出会いと、沢山の感動と、沢山の書物から、
生れて来た言葉が、繋ぎ合わさっているだけです。

機会があれば、「恩学」の読者の皆様とも交流会を開きたいと願っております。

直接お会いして、お話をさせて頂ければ、
また新たな「恩学」の文章が生まれると確信しております。

「一期一会」の御縁が生まれる事を願っております。
皆様の、今後益々のご健康とご健勝を御祈念いたします。

これからも、お便りをお待ちしております。
併せて応援よろしくお願い申し上げます。

恩学プロデューサー 稲葉 瀧文