求感性とは
ロックシンガー伊丹谷良介のうたライブで出てきた言葉に強く惹かれた。
「求感性」どの書見から出てきた言葉かと調べたら感性哲学の創始者と出てきた。
昭和51年(1976年)に「感性論哲学の世界」を出版。
この書籍を手にした日本BE研究所所長の行徳哲男先生との出会いにより
経営者の方々に講演活動が始まる。
私と長年のお付き合いのある哲学者行徳哲男氏と交流があったことを知った。
そういえば以前行徳先生から芳村さんをご紹介された気がします。
芳村思風(哲学者)
感性哲学の創始者。日本哲学会会員。
「思風庵哲学研究所」を設立。
これまでの哲学は、人間の本質は理性であるし、
理性と合理性、合理的であることだけを追い続け、
競争して勝つことが成長の原理だとされてきました。
感性哲学は、感性が生命の本質であり、人間の本質であり、
宇宙の究極的実在であるとする感性を原理とした哲学を
世界で初めて体系化。
感性論哲学は、成功と幸せと健康を実現する実践哲学。
勝つことよりも力を合わせることを成長の原理とした新しい時代をつくる。
愛の哲学。愛は理性に変わる問題解決能力と考えた唯一の哲学。
考え方や宗教の違いを乗り越え、どの哲学とも対立しない全肯定の哲学。
愛は人間の能力だから愛の実力を成長させることで、
核兵器をなくすことを超えて戦争のない世界を目指す。
これからの人間のテーマは平和。
唯一の被爆国である日本が広島に遷都し、世界平和の発信地とする。
科学技術文明の集大成として、世界中から科学者を集めて、
広島か福島に研究所を作り、核を否定するのではなく、
核廃棄物や放射能の無害化、
さらには有効利用策を創り出す時がきていると提唱。
「求感性とは」
芳村思風先生曰く
命から沸いてくる欲求が強ければ強いほど、理性が働き、
実現の方向へと進んで行きます。
理性だけでは、意志の強さは生まれません
食事も忘れ、寝るのも忘れるほど打ち込むことは、
理性で考えてもできません。
「感受性」よりも「求感性」なのですと言われている。
求めなければ入って来ません。受け身ではないのです。
求感性とは、自分が生きるために必要な情報を積極的に
求めて感じ取ろうとする力です。
命から沸いてくる欲望・欲求・興味・関心・好奇心の事です。
欲求・欲望こそが生きる力になります。
欲を捨てる必要はありませんし、なくなりません。
与えられたもの、持っているものに感謝する。
その上で、理性を手段にして、物欲を人間的な品格のあるものにする。
理性を使わず、欲望のままに動くのは野獣。
理性を手段能力として、使う事が大切です。
強い意志があれば、自分が納得できる人生を歩むことができるのです。
意志の強さは、何事もやり遂げる理性の力だと思います。
ワクワクドキドキがなければ楽しくない。
芳村思風先生はユネスコ検証前文「戦争は、人間の心の中で生まれるもの
であるから人間の心の中に平和の砦を築かなければならない」を引用して
日本人が、政界平和の盟主にならなければならない、なぜなら
世界で唯一の原爆を体験した国民だから平和を訴える権利がある。
21世紀はすべてに「平和」がキーワードになるという考えです。
これからの人間のテーマは平和。
先日宇部ユネスコ協会の会長と面談をする機会を得ました。
世界に向けて環境問題をミュージカルで提案できないかとの相談であった。
現在私が構成員として参加している「動物かんきょう会議」のキャラクターを
使って音楽劇を展開してほしいとのことでした。
私からの提案はテーマソングとして「We are the One」を使う事である。
私は今年1月からロックシンガーの伊丹谷良介と組んで「うたライブ」
ロックサロンを開催している。毎月抽象概念の言葉を選びそのストーリーと
音楽を組み合わせたまったく新しいスタイルのライブである。
テーマはユネスコ憲章前文「戦争は、人間の心の中で生まれるものであるから
人間の心の中に平和の砦を築かなければならない。」
「自由と平等」に変わる21世紀のキーワードは、「平和」
我々の基本テーマ「愛と平和」と 同じである。
伊丹谷良介は「すべての武器を楽器に!」をシャウトして声を張り上げる。
平和を求めるのには真の感性が必要である。
強く求めてこそ平和は手に入ると信じている。
まさしくここにも「求感性」が存在する。
私も好奇心よりも強い「求感性」で生き抜いてきた。
皆様も心の中から沸き起こる「求感性」を大切にしてください。