本物の思いやり




何をもって本物の思いやりというのか?
受け止める側の価値観によっても大きな違いは出る。
雨を怖がる人もいるが雨を喜ぶ人もいる。
天気が良くて喜ぶ人もいるが、天気が続くと
日照りの始まりと悲しむ人もいる。
千円を喜ぶ人も1万円を喜ばない人もいるのに
皆一様に同等に扱う風潮が嫌いだ。
そこにはいつも真実がない。本当に思いやりは平等だろうか?

昔から疑問に思っていたことが「平等」という言葉である。
余裕のある人達がこの言葉を使うたびに嫌悪感がうまれた。
「万人」という文字も誰を指して万人というのだろうか?
「神は万人に平等である」。あり得ない妄想である。
貧しい人も傷ついた人も身体が不具な人も祈れば幸せになる。
本当にそう思っているのだろうか。
仏や神の名をかたって商いする人たちには天罰が下る。

本当に愛を伝えるなら近くにいる人にまず手を差し伸べるべきである。
遠くの身内を思うのでは無く身近にいる他人に手を差し伸べる。
目の前で倒れている人がいれば抱き抱えて起こしてあげる。
こんな単純なことも言えない神は神ではない。
地震で壊れた家の人の日常を取り戻せないは神の力が働かないからなのか?
戦争の犠牲になっている子供達も救えない神は本当の神ではない。
様々な神を信じる人達が戦争を引き起こすのは神への冒涜である。

キルケゴールは、すべての人を平等に愛する「隣人愛」と特定の他者に
愛情を向ける「恋愛・友情」を鋭く対立させる一方 で、他者の個性を
愛することと隣人愛は両立すると考えている。
〈キーワード〉 隣人愛、個性、差異性、平等、単独者

キルケゴールは『愛のわざ』において、キリスト教的な愛と自然的な愛
(恋愛や友情)を鋭く対立させている。 キルケゴールによれば、恋愛や友情などは
好みに基づく偏愛であり、本質的には自己愛である。
これに対して、キリスト教的愛であるところの隣人愛は、他者を愛すべき者と
そうでない者に区別することなく、すべての人を等しく「隣人」として
愛するものとされる。

このようなキルケゴールの愛の理論は、すべての人間が平等に持つ価値を
尊重する態度であるとして評価されて いる。
一方で、愛の平等性は同時に、他者の持つ個性をないがしろにするものだとして
批判的に議論されることもある。

とはいえ、実際のところ、キルケゴールは隣人愛が他者の個性を
ないがしろにするものだとは考えていない。
むしろ、恋愛や友情よりも隣人愛の方が、他者の個性を正しく捉えることが
できると『愛のわざ』で語っている。
しかしそうした議論は一見すると、キルケゴールが語る隣人愛の性質と
相いれないように見える。

キルケゴールはどのようにして、この二つの愛を結びつけているのか。
はたして、他者に特別な愛情をかけることと隣人愛は
両立しうるのだろうか。尋ねてみたいものである。

「かくれてしまえばいいのです」。
生きるのがしんどい子どもや若者向けに、
こんな名前のウェブサイトが公開されて注目を集めている。
自殺防止対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」(東京)が
絵本作家のヨシタケシンスケさんの全面協力を受けて開設した。
ネット上の「かくれが」に込められた思いとは。

◆「かくれるのっていけないことじゃない」
「かくれがで遊ぶことにしたら、少し落ち着いてきた」
「かくれるのっていけないことじゃないんだと教えてくれる」
「今しんどい人、悩んでいる人は行ってみてほしい」。

Xには「かくれてしまえばいいのです」への投稿があふれている。
3月1日にオープンしたウェブサイトは「もしあなたが生きるのが
しんどくて、この世からいなくなりたいと思っているなら、
まずは1回かくれてしまいましょう」との提案を具現化した空間。

ヨシタケさんによる優しいタッチで描かれた「かくれが」が広がる。
死に対して「むきあうエリア」と「やりすごすエリア」に分かれており、
計九つのコーナーを用意。匿名・無料で24時間利用でき、4月17日に
アクセス数は300万件を突破し、現在も1日5万件前後で推移しているという。

◆「相談したくない人にも居心地が良い場所に」
運営するライフリンクの清水康之代表(52)は「想像以上の反響に驚いている。
自分から外部に相談できない人、相談したくない人にも居心地が良い
場所になってほしい」と語る。東京新聞「こちら特報部」の記者も、
アバターになってサイトに入ってみた。

まずは「むきあうエリア」の「むかんけいばあちゃんの部屋」に。
管理人のばあちゃんが「家族でも、先生でも、上司でも、
クラスメートでもない。何を話しても大丈夫」と呼びかけてくれる。
ここではヨシタケさんの描き下ろしで、つらい気持ちに寄り添う17話の
小話を読める。

同じエリアの「ロボとおしゃべりコーナー」は気持ちを打ち込むと
人工知能(AI)と会話でき、悩みを打ち明けられる。
「まずは自分の思いを外に出すことが大切。相談する練習の場」と清水さんは言う。
「やりすごすエリア」には、ミニゲームが楽しめる「ゲーム自習室」、
著名人がおすすめの映画や場所、つらいときのやり過ごし方を紹介する

「オススメ市場」といったコーナーも。清水さんは
「死にたい気持ちからとにかく一瞬でも別の気持ちになって、
『もう少し生きるか』『生きてていいかも』と思ってもらいたい」と語る。

◆「そんな自分を肯定できる場所に」
サイト開設の背景には、子どもや若者の深刻な問題がある。
2022年は小中高生の自殺者が過去最多の514人となり、
昨年も513人と高止まる。ライフリンクが18年3月から運営する
交流サイト(SNS)相談「生きづらびっと」には毎月1万人前後の
アクセスがあり、相談者の6割弱を20代以下が占める。
1日30人ほどのスタッフで対応しているが、「電話より相談しやすい半面、
SNSの文字だけではどうしても情報量が少なくなるので、
相談を深めていくのに時間がかかる傾向にある」(清水さん)。

23年度、スタッフが相談に対応できた割合は今年2月までは
39〜54%で推移したが、アクセスが1万5000人を超えた3月は
25%まで落ち込んだ。

すぐの相談に至らなくても、従来とは別の受け皿となる場所の
必要性から生まれたのが今回のサイトだ。
04年にライフリンクを設立し「誰も自殺に追い込まれることのない
生き心地の良い社会」を目指して活動している清水さん。

「死にたい気持ちは簡単にはなくならない。
でもその気持ちを抱えながら生きていくこともできるし、
そんな自分を肯定できる場所になってほしい」と願っている。

人はそうやって助け合いながら生きていく。
願わくば神の力を借りて多くの人を救いたいのです。
私の恩学を読んで少しでも救われることを願っています。
今、眼の前の困っている他人を助けるのが本物の思いやりです。
若者が強いものに追従するのではなく弱いものを助けていく心が大切です。

我々の国は「和をもって尊しとなす」の国なのです。