目標と目的の設定




皆様「目標と目的」の違いが分かりますか?

生きる為の「目標と目的」を明確にして前に進んでください。
目標はマイルストーンで進むべき道標です。
目的は自分の人生の最終ゴールです。
必ず合わせて考えるようにしてくださいとお伝えしています。
出来ればマンダラチャートにして壁に貼りだすのです。

何故そのような考えに至ったかというと20代の時にLA在住の画家の友人が
プレゼントしてくれた一冊の本、ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」を
読んで、自分の計画を書き出して壁に貼り出すことを知りました。
頭の中でぼんやりとイメージするのではなく、書き出すことによって意識に
しっかりと植え付けられるのです。

私はすぐにこの考えを取り入れて「日本一のプロデューサーになる」と
紙に書き出して壁に貼りました。
それによって道に迷うことはなくなり愚直に突き進みことが出来たのです。
それからはどんな困難にぶつかっても乗り越えることが楽しくなりました。

最近、知ったことですが岩手県花巻東高校硬式野球部監督佐々木洋監督も
同じ経験をしていたのです。
致知出版の「365人の生き方の教科書」で紹介されています。

「私は岩手の田舎に育ちましたから、遊びも野球くらいしかなくて、
周りに導かれるように自然に野球を始めました。
甲子園に出場してプロか社会人で活躍したいと思っていましたが、
結局選手として花を咲かせることはできなくて、大学2年生の時に戦力外で
寮を出されました。

初めての一人暮らしに最初は心を躍らせていたんですが、
家具を揃(そろ)え、テレビのスイッチを入れた途端、急に虚しくなったんです。
悩んだ挙げ句に、それまで活字を見るのも嫌だったんですが、
答えを求めて初めて本屋に行きましてね。
そこで目に留まったのがナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』という本でした。
 
そんなわけないだろうと思いながら手に取ったんですが、ページをめくるうちに、
自分はそれまで大切なことを教わっていなかったことを痛感したんです。
それまで「夢を持て」「目標を持て」と散々言われてきたんですが、
ではどうやって夢や目標を立てたらよいのかということについては、
何も教わっていなかったんです。
 
類書を片っ端から読んだら書かれていることは同じで、数値で具体的に表すこと、
期限を決めること、ワクワクする内容であること、紙に書き出すことなどが
大事だと分かってきました。
 
それで、野球選手としてはダメだったけれども指導者として成功したいと思って、
「28歳で最年少監督として甲子園に出る」と書いたんです。
そうしたらいろんな巡り合わせの中で花巻東の監督に就任することができて、
本当に28歳で甲子園に出場することができたんです。
ですから生徒にも、夢は必ず叶うとハッキリ言うんです。
具体的に立てて具体的に行動していけば、必ず夢に近づくんだと。

大谷翔平が入部してきた時は、「先輩の雄星さんみたいになりたい」と言っていました。

私は、夢というのは掲げたところより少し下で実現するような感覚があるので、
「それでは菊池以下になってしまう。菊池を越えると言え」と指導しました。
当時、菊池の投げる球は155キロくらい出ていましたから、
絶対に160キロ出せると暗示をかけましてね。
 
ただ、実際に目標を書く時に、160キロと書いたら158キロになってしまうと
心配していたのですが、大谷はもう目標の立て方を心得てくれていて、
163キロと書いてありました。
 
菊池も大谷も、入部してきた時から間違いなくプロに行ける選手でした。
そんな逸材が名もない私の所へ来てくれたわけですから、
私も生半可な指導をするわけにはいきません。
 
自分自身にプレッシャーをかけるために、ドラフト1位で送り出せなければ
監督を辞めると宣言したんです。それを確実にするために、
その上のメジャーへ送り出すという目標を掲げて二人と共有していました。
不思議なことに、その夢もどんどん近づいて、いまでは二人とも海を渡っています。

彼らはたまたま海を渡ったのではなくて、高校の時に自ら思い描き、
自らの脚で海を渡ったと思うんです。

今や大谷翔平は誰でもが知るメジャーリーガーの最高峰に君臨しています。
菊池雄星もブルージェイズで活躍しています。
まさに「思考は現実化する」を実践したお二人です。

私は同時に昔読んだ童話「ウサギと亀」から目的の達成方法を学びました。
ご存知のように足の速いウサギと足のノロイ亀のレースです。
勝敗の行方は、誰しもが戦う前から決まっていると思っていたのです。
しかし予想に反して亀がウサギより先にゴールにたどり着いたのです。

何故かというと原因はウサギの慢心と驕りが敗北につながったのです。
あんな歩みの遅い亀には昼寝をしていても勝てるという慢心が常に亀を、
「目標」にしてしまったのです。その反対に亀はウサギなど一切目もくれず
「目的」のゴールしか意識をしていなかったのです。

お分かりでしょうか?同僚やライバル会社などを意識して彼らに勝つために、
売上記録を伸ばし、業績を伸ばしていたら、彼らを追い抜くことは出来ないのです。

高校生の時に大谷翔平が菊池雄星を目標にして頑張っていたら、
今の大谷翔平は存在していなかったのです。

私は常に新人アーティストの面接の時に「目標と目的」の違いを質問します。
殆どの人が明確に答えることが出来ません。
しかしカリスマ・ロックスター矢沢永吉は、最初から目的しか言わなかったのです。
当時、日本のロック業界は30代になればお払い箱で、海外のロックアーティストは
50~60代でも現役で活躍している。音楽と年齢は関係がない、だから自分は
70歳過ぎても武道館でコンサートを開催すると強く言い切ったのです。
まさに彼はその通りの人生を歩いているのです。尊敬に値します。

そして矢沢永吉に関してもうひとつ思い出すことがあります。
「稲葉さん矢沢はジョンレノンと同じキーで歌える、そしてこの新曲は億を稼ぎ出す」
一枚の楽譜を前にして熱く語ったのです。そしてギターで歌ってくれました。
その数年後には何十億も稼ぐロックスターになったのです。
まさに「思考は現実化する」を実践した男です。

どうか皆様も「目標と目的」をマンダラチャートに書き出して
壁に貼りだしてみてください。

皆様の願いが叶うことをお祈りします。
2024年は辰年です。まさに登り龍のごとく目的に向かって上昇してください。