世間流より自分流




自分の意思を貫き通さないから世間に歩調を合わしてしまう。
経済的な安定を求めて無難な道を選んだのが満足は得られなかった。
医者が聞く、死ぬ間際の言葉として「もっと好きなことをやっていれば良かった」
というのが上位に出てきます。世間や会社に合わした人生で
自分の意思を通さなかったのが悔やまれるということです。

皆様はどうですか?自分流を貫き通していますか?

若い時ならいざ知らず社会に出てからは世間流に合わせるしか無いですよね。
会社での与えられる仕事は拒否権は無く従うしか無いので自分流を出せない。
やりたいことが沢山在ったはずなのにいつしか社畜になり果てる。
学校で習った勉強が活かされずにいつもスタートラインに立たされる。
高校・大学の7年間で学んだことは意味がなかったことに気づく。

そんな中でも自分流を貫き通しているスタートアップ企業の経営者もいます。

① 会議で地方から来た研修生のために友達と寝袋(エアーベッド)を提供する
事業からAirBnBは生まれました。今や3兆円企業として運営されています。
世界の空き部屋シェアーサイトの会社です。
現在12カ国にオフィスを構えてまだまだ躍進を続けています。

➁ ネットで販売する靴の会社のサービスが話題になりブランドとして認められて
アマゾンが12億ドルで買収したザッポス。電話で顧客と話し合って商品を選定
する。自社の商品に無ければ他社の商品まで見つけて紹介する。
数々の「伝説のサービス」で顧客満足度No1の会社です。

② 中国では北京大学の学生が広い校内を自転車で行き来できるように考えて、
貸自転車モバイクが生まれました。今や世界最大の自転車シェアリングの
事業者になり、中国の美団点評が34億ドルと評価して買収をした会社です。
町中に置かれた自転車をアプリで開錠して乗り捨てが自由なシステムです。

どの事業も時代を揺るがす成功企業として認められたのです。
自分たちのできることを自分たち流にアレンジしたアイデアで成功したのです

一部の少数派が、たまたま運が良くて上手くいったのだ。
普通は怖くてできないよなと考える人は自ら世間流を選んでいるのです。
私がCBSSONYに電話一本で入った経緯を説明しても、たまたま偶然で稲葉だから
出来たことで我々は無理だよと諦めてしまう人も世間流です。

自分流は冒険も挑戦も苦手だし嫌いだという人には勧めることはないのですが、
死ぬ間際に「もっと好きなことをやっていれば良かった」と
くれぐれも後悔しないようにしてください。

学生時代を無事に過ごし、社会へ出ても順調に出世しているし、家庭も円満だし、
何も問題が無い。あまり世間には同調しないで、自分なりに過ごすことができれば
良いと考えている人には自分流を勧めます。
どの時点で満足するかではなく、何処にたどり着き満足するかが重要です。

また無理に挑戦などしなくて済むのならそれに越したことはありません。
先祖から続く家柄もよく資産もあるという方には冒険は進めません。
しかし一度でも良いので鎌倉時代から江戸から明治までの歴史を調べてください。
日本はどのようして作られてきたのかと関心は持つべきです。
金持ちが作るディープステートがあらゆる出来事に援助を行っていたのです。

自分流でも世間流でもなく、もう一つ「時世流」という考え方も必要です。
今の世の中を見据えて未来をどのように作るかを考えて欲しいのです。
これは自分のためにではなく未来の子供達の社会を作るために、
やらなければならない大人の義務です。

「時世流」とは戦争、飢餓、自然破壊、自然災害、経済危機、家庭崩壊、疫病、貧困、
今、全世界で起こっていることを眺めるのではなく身近に感じることです。
その為にどのような形であれ行動に起こさなければ手遅れになります。
大人の動きを子供達は窺っているのですよ。
今の子供達は大人が思うほど子供では無いですよ。
コンピュータで鍛えたデジタル脳で反論してきます。頭の良い子が沢山います。

現在、私は「老人と孫」の対話討論のゲストとして参加しています。
お誘いしてくれた主宰者の代表から聞いた話に共感したのです。

日本の童話で物語の中に登場するのはほとんどが主人公とお爺さんとお婆さんです。
不思議なことにお父さんとお母さんが出てきません。
昔は相談事や悩みの解決は全部子守役であるお爺さんとお婆さんに聞いていたのです。
桃太郎やかぐや姫も桃や竹から生まれてきて両親不在です。

現代でも子供達は悩み事をお父さんとお母さんには言いません。
直接両親に相談するのはいろいろな面倒なのですることはしません。
親には自分の弱みを見せたくないのです。
(これは生物学上当たり前で子供は親を乗り越えようとするからです)

だから我々のような老人(70歳以上)が孫からの相談事を聞くのです。
老人からの回答を聞いて人生の方向性を決める参考にして欲しいのです。
父親は争いに勝つ方法を教えます。老人は争わず平和について教えます。
世界中の老人が孫の話を聞くことになると戦争は起こらなくなるのです。

孫たちはデジタルネイティブですから社会のことと人間関係は本能的に理解しています。

我々は学校ではないので最初から決して教えることはしません。
孫から相談事を受けて解決に導くだけです。
あくまでも孫たちを中心に物事を進めていきます。
孫たちが計画したことに組織の紹介や資金の提供や、海外のネットワークまで、
フォローしていけるように考えています。

今の世間は決して誉められる世の中ではありません。
こんな世の中にしたのは政治家と教師と大人達です。
長いものに巻かれる考えの世間流は終わりにした方が良いのです。
新時代はAIと融合して自分流を追求できる社会にしていきたいと思います。

2024年は辰年(ドラゴンイヤー)
全ての計画が上手くいく12年に一度の年です。
皆様も輝く新時代に自分流で活躍するように願っています。

我々の来年の合言葉は、
「Love & Peace & Freedom」です。