感情的にならない




感情的になって良いことはない。
振り返ると後悔するだけ。
なるべく怒らないように、
その人から離れて、時間を置くこと。
本当に怒るべきなのか、自分に問いかけること。
自分にとって大きなことでも、
まわりからすれば、そうでないこともある
問題と相手を分けてとらえて、
解決するためにはどうすればよいか考えるようにする。
Pinterestより

若いときには何度も感情的になり失敗を繰り返した。
振り返ってみればとても些細なことでも気に留めて相手を困らせた。
自分の望むことを中心に置くと相手の行為に苛立ちを覚える。
こだわりや価値観が認められないと絶交にまで発展してしまう。

しかし感情的になって損したことは多々あるが得したことは一度もない。

芸術家にありがちな、心理学的でいうところの<攻撃性>、<易怒性>、<被害妄想>
的な面が、アーティストやプロデューサーにも多く見られた。
自分の価値観やこだわりを面前で笑われてしまうと、その怒りを止めることは出来ない。
私を含む感情の起伏の激しさや直情径行は、創造制作を生業としている人たちには
必要だから一切咎めることはしませんでした。

人は何故言葉に強く影響されてしまうのでしょうか?

人は言葉に強く影響される理由に・・
言葉が情報や感情を伝える強力なコミュニケーションツールであるためです。
言葉は以下のような要因によって影響力を持っています:

1. 情報伝達:言葉は情報を伝えるための主要な手段であり、知識や考えを共有し、
学び、理解するのに役立ちます。
2. 感情表現:言葉は感情を表現し、共感を生み出すのに使われます。人々は
他人の感情を理解し、共感することができるため、言葉は感情に強い影響を与えます
3. 説得力:言葉は説得力を持つ力を持ち、他人の意見や行動を変えるために
使用されます。説得力のある言葉は人々に影響を与え、行動を誘導することができます。
4. 文化と社会的影響:言葉は文化や社会的な価値観を伝え、形成するのに重要な役割を
果たします。特定の言葉やフレーズは社会的な規範や自己同一性に影響を与えます。
5. コミュニケーションの基盤:人間関係の形成と維持において言葉は不可欠であり、
コミュニケーションの基盤を提供します。言葉を使って他人とつながり、協力し、
共感することができます。

したがって、言葉は人々の思考、感情、行動に強い影響を与えるため、
注意深く使うことが大切です。
ChatGPTより

私の考えとしては生まれ育った環境による影響が大きいと思います。
幼児期に親から発せられた言葉で思考が形成されます。
いわゆる親の価値観が子供の脳に刷り込まれてしまうのです。
そして、子供は自我が目覚めて自分の感情も徐々に表現できるようになり、
大人の社会へ参加するようになります。

温かい家庭で成長した子は、人の意見を聞ける大人へと育ち、
問題の多い家庭で成長した子は、人の意見を批判する大人へと成長します。
もちろん、一概にそうではないと言う方も多いかと思いますが、
その傾向はあると思います。

言葉には人格が宿ります。どのような言葉も発せられた人の気持ちが加わります。
「言霊」は発する方も、受け取る方も、理解が均一のものではありません。
ちょっとした言葉で誤解を生んだり、さりげない言葉で感動したり、
思いやりのある言葉が人を惹きつけたり、引き離してしまうのです。

権力者(親、上司、各種リーダー、先輩)の言葉は絶対的に従わなければならないという、無言の圧力が感じられます。そのために自分が同等の立場になった時に、同じことを下のものに強制してしまいます。人の世は同じことの繰り返しかと思います。同じ言葉でも使う立場によって意味が変わることをご注意ください。

人生経験を多くした人ほど感情的にならないのは、経験から生まれた判断で物事を
対処するからです。教科書の文言(常識)をそのまま信じるのではなく、
自分の経験を加えるので結論を急がないのです。相手の言い分の本音は何なのか、
要求は何なのか、何故感情的になっているのかを、相手に気づかれないタイミングで
分析して対応をします。そして傾聴することを心がけします。

韓国の友人から「海は少し波風がある方が美しい」という言葉を頂き、
人間関係において少しもめ事はあった方が良いのかと思いました。
何もかも自分の思い通りになる人生は逆につまらないかも知れませんね。

感情的にならないのが大人としてのマナーです。