潜在意識




ココロ(脳)には、自覚できる顕在意識と自覚できない潜在意識があります。
驚くことに私たちが意識できるのは脳全体のたったの5%。つまり95%は
潜在意識で、毎日8万もの情報を無意識に考えているそうです。また、
潜在意識は“根本識”とも呼ばれ、ココロの根底をなしています。
潜在意識には、0歳から五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を通じて
体感したこと、過去の経験がすべて蓄えられており、情報を習得し処理する
力と、習慣化する働きがあります。

その潜在意識の基礎は、6歳頃までに思考パターン、感情パターン、
行動パターンが形成されると言われており、ここでの環境や経験であなたが
何を信じるか、いわゆる「信念」も形作られるとされています。
もしも基礎を形成する過程で自分に対する否定的なメッセージや、
自分ではない人からあなたを縛るイメージを押し付けられると、それも
ココロに残ります。
例えば今あなたが行動を起こそうとするとき
「〜してはいけない」や「〜しなければならない」「〜するべき」などの制限を
する考えが起こることが頻繁にあるようなら、それは過去に記録された
思考による思いグセのひとつなのです。

ありのままでいいと思えない自己否定感もしかり。
また、傷ついたココロを癒せないでいると「わたしなんて…」「わたしばかりが…」
とネガティブな思いグセがつきやすくなります。
でもそれは真実ではないはずです。人と比べるなどして自分を否定する
必要はないし、それぞれの個性が輝くから美しく、面白いのです。
それに気づけたのなら、今ここからありのままの自分を受け入れることを
選んで良いのです。

昔、在籍していたソニーの情報です。
「あなたの能力を最大限に発揮「潜在意識コントロール法」
私は、ソニー(株)で潜在意識の研究をしていました。

それはソニー(株)
創立者の井深大氏の、「20世紀は、物質的豊かさが重要な時代だった。
21世紀は心の豊かさが重要な時代となる。心の研究をせよ。」との
提言と共に、自らが所長となってソニー(株)生命情報研究所を設立したからです。

そして、私がリーダーとなり生命情報研究所での、心=潜在意識の科学的な
研究を始めました。この研究成果を活かし、私はこれまでの28年の間に
1万人以上の人の潜在意識に関するサポートをしてきました。
その中で、多くの経営者や起業家が「潜在意識」をコントロールし、
売り上げを右肩上がりに上げる等の大きな成果を出しています。

潜在意識を
コントロールしていくと、以下のような効果が得られるようになります。
1,潜在意識内の
性格のデータを探り変化させ、
ビジネスを思い通りに進められる。
2,潜在意識の奥底から、
ビジネスの発展のための良い
アイデアを得ることができる。
3,潜在意識を通じて、
思い通りの優良顧客や優秀な社員を
引き寄せることができる。
4,顧客や社員の心をつかみ、
信頼関係を深め、ビジネスを
発展させていくことができる。

顕在意識(表面意識)とは、自分が自覚、認識することができる意識のことをいいます。
日常の中で自覚することができる意識のことで、理性や論理的に考えること、
行動の判断など頭で考えている部分のことです。
例えば、「今日は家でゆっくりしよう」「仕事で成果を出したい」
「カフェで勉強しよう」このような思考は顕在意識で考えていることです。
顕在意識をコントロールすることができれば、自身の意思決定や、
感情のコントロールをすることも可能になります。

潜在意識(無意識)とは、普段は意識できない心の領域のことです。
感情や直感、本能的な欲求などは潜在意識に含まれます。
また潜在意識は、過去の記憶や感情を蓄積する「記憶の貯蔵庫」とも呼ばれています。
様々な経験を通して、見たことや聞いたこと、感じたことなどが気づかぬうちに、
潜在意識に蓄積されているのです。
私たちの意識には、顕在意識と潜在意識の2つの領域があると言われています。
顕在意識は、自覚できる意識の領域で、
潜在意識とは自覚できない意識の領域のことです。

また他にも、これら2つは意思決定の場面に注目したときに、
及ぼす影響に違いがあります。
例えば、重要な会議の場で発言をしようとした際に、「発言をする」か、
「発言をしない」かを、最終的に決めるのは、顕在意識です。
その中で、意思決定の要因になるのが、過去の体験や経験を蓄積した潜在意識です。

人生の中で、
過去に間違った発言をして恥ずかしい思いをした
過去に間違った発言をして恥ずかしい思いをした
自分の意見を否定された
意見を主張して周囲から嫌われてしまった
このようなインパクトのある嫌な経験をされている方は、意見を言うことに
対して、「失敗をして恥をかくことが怖い」「もう同じ嫌な経験をしたくない」
と無意識に抵抗を感じ、発言を控えるかもしれません。

一方で、過去に意見を言って、褒められたり、認められたりした
経験が多くある人は、会議の場で意見を主張することができるでしょう。
このように、人生の中でどのような経験をしたかによって、
潜在意識に蓄積される感情や思考が変わり、行動が大きく左右されるのです。

なぜ、このような意思決定の場面で、過去の体験や経験が影響しているかと言うと、
心の領域の3%〜10%前後が顕在意識、90〜97%前後が、
潜在意識が占めているからだと言われています。

このように、どれだけ顕在意識で、自分を変えようとしたり、
行動を起こそうとしても、なかなかうまくいかないのは、過去に体験した
感情や経験が蓄積されている領域である、潜在意識が気づかぬうちに
大きな影響を与えているからです。

また、過去にトラウマのような衝撃的な経験をしていると、
心の傷を癒やさない限り、人生や仕事の場面で意思決定をする際に、
あなたも気づいていないところでマイナスな影響を与え続けるのです。
つまり、顕在意識と潜在意識の違いは、このような意思決定の場面での
影響や、自覚できるか、そうでないかといった点があります。
以上のことから、顕在意識を変えると同時に、
潜在意識も変えていく必要があるのです。

如何でしょうか?
顕在意識と潜在意識の違いと必要性がお分かりになりましたでしょうか?
意思決定と議論の場では使い分けが出来ると便利ですよね。