社会を深く理解したあとの金言



最近のSNS上にある気になる言葉
言葉は理解したうえで記憶すると金言になるが、受け売りで使うと何も伝わらない。
ホームレスの男から素晴らしい言葉を聞いても何も響かないのは、
金言が役に立たないことを自らが証明しているからである。

これは台湾華僑の教えである。
一)もし雨を降らせる権利を傘売る人に任せたら晴れる日はあると思いますか?
ちなみにあなたならどのくらいの頻度で雨を降らせますか?
二)ある問題が適切に解決されない理由は問題を解決する人が
問題を創り出す人であるから。
三)全ての人を尊敬しなくていい多くの成功者は悪い人むしろ悪くないと成功できない。
ルールを作る人は一番それを守らないルールは弱者の足枷であり強者の道具である。
四)社会が悪くなる時は優しい人が稼げない時から始まる良い人が悪く染まるときは
不公平を受けた時から始まる。既得権益層が一般の人の気持ちを無視続けると
いつかちゃぶ台返しが来る。人間は歴史から学んだ唯一のことは、

人間は歴史から何も学んでいない。
「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」ビスマルク(独)

「人間の本質」
A)幸せの形は人それぞれ、でも不幸な形は意外と似ている
B)涙もろい人ほど、実は精神的には強い
C)優しい人の9割は、過去のトラウマの塊
D)「大丈夫」と言う人ほど、実は大丈夫じゃない
E)常に楽な道を選ぶ人は、実は人生最大の苦労をしている
F)怒りっぽい人ほど、実は繊細で優しい
G)口下手な人ほど、頭の中はおしゃべり
H)完璧主義者ほど、実は自信がない
I)人を許せない人ほど、自分を許せていない
J)お金持ちほど、お金にこだわらない
K)他人を批判する人ほど、自分に自信がない
L)返事が遅い人ほど、実は几帳面
M)同情しやす人ほど、実は冷酷になりがち

「幸せ七訓」
一)幸せな事が多いのは、感謝を知っているから
二)楽しい事が多いのは、自分に甘えが無いから
三)嬉しい事が多いのは、人の事も考えているから
四)笑う事が多いのは、思いやりがあるから
五)心が穏やかなのは、今を懸命に生きているから
六)壁を乗り越えて行けるのは、自分が裸になっているから
七)冷静沈着でいられるのは、将来を見据えているから

金言は時には辛辣な言葉としても残ることがあります。
アメリカの大統領トルーマンの言葉
「猿(日本人)を「虚実の自由」と言う名の檻で、我々が飼うのだ。
方法は、彼らに多少の贅沢さと便利さを与えれば良い。そしてスポーツ、
スクリーン、セックス(3S)を解放させる。
これで真実から目を背けさせることが出来る。猿は、我々の家畜だからだ。
家畜が主人である我々のために貢献するのは、当然のことである。
その為に、我々の財産でもある家畜の肉体は長寿させなければならない。
(科学物質などで)病気にさせて、しかも生かし続けるのだ。
これによって、我々は収穫を得続けるだろう。これは勝戦国の権限でもある。」

私はこの文章は30年ほど前に知っていた。
アサヒビールの名誉会長であった故中條高徳氏から聞いていたのである。
この文章を見て怒らない日本人はいない。
この文章を知っていて抵抗出来ない政治家は日本にはいらない。
戦後80年たった今も
WASP(白人至上主義)は有色人種は奴隷としてしか見ていない。

グローバル化が叫ばれている時代に人種差別は過去の話であり、
ましてや友好国である日本人に対してそんな差別は無いと勘違いしている
日本人も多い。
テレビで洗脳されて「世界から日本は素晴らしい国で、日本人の親切と優しさに
触れました。」こんな話は毒にもならないが薬にもならない。

人は誰しも良い話は聞きたいものである。
その言葉を聞いて元気になるのならとやかく言う筋合いではない。
どちらかと言うと私も嫌な言葉より良い言葉を聞く方がハッピーになる。
毎朝Xで嫌な情報が垂れ流されると真実であっても気分はブルーになる。
しかし目覚まし代わりに見ていると腹が立って目が覚める。笑い

聞く耳のさじ加減である。
菓子作りで甘みを増すために少量の塩を入れると甘さが増すのと同じで
良い話の合間に嫌な話をはみ込むと良い話が一層良い話として聞こえる。
だから、嫌な話は幸福における塩の役割を果たしているのである。

全ての経験者が金言を発するのではなくそれを聞いた弟子が書物として
残した場合が多い。とくに宗教関係の本は殆どが弟子の著作である。

私の友人も台湾華僑の流れをくむ一族の息子で、若い時にはことあるごとに
役立つ華僑の教えをしてくれた。
一番印象に残っているのは「水槽より大きくなった魚はいない」と言う言葉です。
事業を始める際に慎重に計画しすぎるとその事業は決して大きくならない。
年商1億円の規模でスタートする事業は間違っても10億円にはならない。
最初から30億円の規模で計画すれば悪くても10億円になると教えてくれた。

このお教えから私はプロデュース方法に取り入れたのです。
トップスターを目指すアーティスト及びタレントと、
そこそこのヒットで満足する人達を区別して力の入れ具合を加減したのです。
そうすることにより無駄な投資と時間を節約出来るので効率が上がりました。
アーティストに最初に聞く質問は「良い音楽と売れる音楽の違いが分かるか?」です。
音楽の目的が明確なアーティストは必ず成功します。
反対に売れることを目標に置いているアーティストは大きくなりません。
「ウサギと亀」の話と水槽の大きさの問題です。

そういえば昔お世話になったSONYの盛田会長も同じようなことを「盛田十訓」で
言っていたことを思い出しました。「計画は出来る限り大きく計画しろ」
そうしなければ周りから無理だとか経費を削減しろとか必ず言われても、
大きく計画していればそこそこの予算は残る。「大風呂敷は広げろ」
これもその時に知った金言です。

私のブログ「恩学」の基本は「恩に始まり恩に終わる」です。
清濁併せ持って人生を考えると我々は悪の中の清です。
生まれた時は誰でもが清なのに世の中に出て悪に染まります。

人はそれぞれ違う考えを持ち、違う価値観で生きています。
それをあの人は気が合わないから「外した」とか「切った」と言います。
間違っても「切るとか切った」と言う言葉を使うなと言われたことがあります。
人を切ると返り血を浴びて恨みを買うことになるから「切ってはならない」と
親しい住職よりたしなめられたことがあります。

どんなに気に入った言葉でも熟成させなければなりません。
経験もしていない人が他人の金言を使うと軽く見られてしまいます。
私もこの年齢になりようやく金言を使えるようになりました。
金言の取り扱いは自分が経験をして実感してから使わないと
間違った解釈を伝えることになります。

最後に恩学より「鋼は叩かれて名刀になる」
これは事業がうまくいかなかった経営者の方に送った言葉です。
鉄の塊はハンマーで何度も叩かれて名刀になる。
しかし叩いているハンマーは決して名ハンマーとは言われない。
いつも叩いてくれる人に感謝してください。
嫌味な人も意地悪な人もあなたを成長させてくれる恩人です。

ふとSNSに目をやると面白い投稿があった。
「本に「酒は体に悪い」」と書いてあったので、
私は読書をやめた」・・・そっちかい!笑い