言葉を拾う
恩学を描き始めて先日600作を超しました。
自分でも信じられないですが毎日書き続けています。
始めたキッカケは2011年東日本大震災の時からです。
何もサポート出来ない自分に何かできないか悩んだ末に、
誰にも届かない励ましエールを書き始めたのです。
初めのうちは報道番組の中から言葉を探して書く事が出来ました。
その内に自分の中の震災の記憶が薄れて言葉が見当たらなくなったのです。
それから毎日「言葉を拾う」作業が始まったのです。
仕事の合間に見つけた言葉もブログの題材になりました。
電車の中でもウォーキングの公園でも印象に残った場面を記憶して
いち早く自宅で言葉に変えました。
本屋と図書館へ通い続けて文字(言葉)を探し続けました。
哲学書、仏教書、偉人伝、歴史書、ビジネス書、単行本など
ありとあらゆるジャンルの本を貪るように読み続けました。
素晴らしい文章の中の素晴らしい言葉を見つけると
まるで子供がカブトムシを見つけた時の様に嬉しくてたまりませんでした。
その内に蓄積された言葉と音楽の経験を中心に「人間学」を講義しました。
お陰様で評判が良く沢山の方々からお声が掛かりセミナー講師として
忙しく過ごしたこともありました。
その時に出会った人からの会話の中でも気になる言葉があれば
直ぐに携帯のメモへ書き残した。私は突然変異のメモ魔になったのです。
ある時に目と耳が異常に感度が良いことに気がつきました。
日常の生活の中で文字と景色と音に敏感に反応するようになっていました。
パラボラアンテナのように全方位で音が聞こえるようになったのです。
見えない暗闇の景色も騒音も聞こえる気がしました。
そして明け方に必ず浅い夢の中で、その日の単語(タイトル)が
浮かび上がったのです。不思議です。
友人たちからは何故お金にならないことを
長い間書きつづけるのか度々聞かれました。
タイトルが変!文章が長い!文面がわかりにくいと
色々と意見を言われたのですが、まったく変える気持ちはありません。
だから読者の方の投稿も受け付けなかったのです。
私は私のスタイルでしか文章を書けないのです。
このブログのキッカケは震災ですが、その内に全国から良かったという
返事がメッセンジャーへ届くようになり安心しました。
大阪のラジオ番組でも「恩送り」を取り上げてくれました。
これはいろいろな方々への応援ブログですが、
私への応援メッセージでもあるのです。
このブログを書いているときにTik Tokから
聞こえて来た歌「言葉」に心惹かれました。
初めて聞く<ちむぐくる>という沖縄の歌手
MV映像の先に見えるおばあちゃんが
手を合わせて涙ぐんでいる姿に感動しました。
「言葉」
守りたい人がいるのなら
信じなさい、あなたの言葉
やさしい言葉はきらのように
冷え切った心をあたためる
きびしい言葉は海のように
揺らいだ心を落ち着かせる
守りたい人がいるのなら
届けなさい、あなたの声を
助けたい人がいるのなら
伝えなさい、あなたの愛を
たのしい言葉は虹のように
つなぐ心に橋を架ける
うれしい言葉は月のように
くもった心に光さす
たとえ遠い人が居るのなら
届けなさい、あなたの声を
うすめないひとがいるのなら
示しなさい、あなたの道を
貴方の言葉に励まされ
あなたの言葉に涙する
あなたの心をまっすぐに
伝える勇気が言葉になる
守りたい人がいるのなら
届けなさい、あなたの声を
助けたい人がいるのなら
伝えなさい、あなたの愛を
信じなさい、あなたの言葉
あなたの言葉が響く時
私の心に花開く
「言葉」<ちむぐくる>
不思議ですよね。
「言葉を拾う」というタイトルで書き始めて
「言葉」と言う楽曲が流れてきたのは奇跡ですね。
これからも言葉の力強さを文字に乗せて
心響く文章で恩学を書き続ける事が
できれば嬉しい限りです。
あなたの優しさとあなたの愛が、
伝えたい人に届くように
拙い文章ですがこれからも愛読していただけると嬉しいです。
恩学より