戦略ミス




「貞観政要戦略」とは。

羽生結弦くん。真実は本人たち以外には分からないのだが、
離婚騒動の裏には身内の姿がチラホラ見え隠れするのが気にかかる。
芸能界ではよくある話なのだが、
これらはステージママが全部を仕切っていることが多い。
自分の生んだ子だから、自分が育てた子だから、
私のモノよという意識が問題を起こす。
今回は結婚という隠れ蓑を利用して独占欲を満たそうとした。

これは別の世界でも起きている。
以前にはゴルフの石川遼が父親の言いなりになり
世界中から期待されていたのに、その才能の芽が摘まれてしまった。
こちらもいろいろと問題が起こった時期に結婚を利用して
話題をそらそうとしたのだが逆に裏目に出てしまった。

あらゆる人気商売はファンの応援があって成立するが、
人気が出てくると実力だけで頂点に達したと勘違いをする。
まさに裸の王様状態を身内が作り出すのである。
子どもの時から飼いならし本人の意思が無視される。

今、世界で話題の大谷翔平の場合は家族が一切マスコミに登場しない。
その上に結婚した女性もその姿を表に出さない。
すべてのマスコミやパパラッチから家族を守っているのである。
これには本当に頭が下がる思いです。
彼ほどのスターになれば世界中のマスコミが
追いかけているはずですから隠すのは大変だと思います。

「貞観政要戦略」の重要性とは
貞観政要とは中国の長い歴史で、国が最もよく収まっていたと言われている
「貞観の治」の時の皇帝、唐の太宗(李世民)の言葉や行動を書き残した本です。

「創業と守成 いずれが難きか」とは、太宗が家臣に創業と守成のどちらが
難しい時か尋ねた時に、房玄齢(ぼうげんれい)という家臣は
幾多の戦いを勝ち抜く命がけの困難がある創業が難しいと答え、
魏徴(ぎちょう)という家臣は帝王の地位を得てしまうと
つい安楽な気持ちになって国を衰えさせてしまうので、
守成の方が難しいと答えます。

比較するのが難しいこの問題に太宗は、房玄齢と魏徴の
それぞれの立場を立てたうえで、創業は過去のものになったから、
これからは守成をおろそかにしないようにしよう、と答え、
うまくその場をまとめるという話です。

ほかに「三鏡」という逸話も有名で、リーダーには
「銅の鏡」と「歴史の鏡」と「人の鏡」の3つの鏡が必要だというものです。
「銅の鏡」はいわゆる普通の鏡で、自分の部下が付いて行きたくなるような
いい表情をしているかをチェックする。
「歴史の鏡」は過去の歴史に照らして将来に備えることをいう。
「人の鏡」は部下の直言を聞き入れる、という3つの鏡で
自らの行いを正すのがリーダーの務めだといいます。

とりわけ、遠慮なく耳の痛いことを言ってきて
「人の鏡」になってくれるような部下は、
ついつい遠ざけてしまいがちですが、自分の悪いところを
率直に言ってくれる貴重な存在なので、
特に大切にしなくてはならないということです。

欲に縛られた人たちの起こす世襲の罪とは。
親は子供に権力を引き継ごうとして世襲制度が繰り返される。
家は3代で潰れるという話があります。
1代目が死ぬ気で作り上げた財産を2代目は苦労を見ているので
財産を慎重に扱う、しかし3代目になると1代目2代目の
苦労を知らず放蕩を繰り返す。
北朝鮮の金正恩がこれに該当する。

政治家の世界に世襲制度が行われているのは
亡国の兆しであることを誰も指摘しない。
なぜ、世襲議員は問題なのか。
そもそも親の地盤をそのまま受け継ぎ、票を獲得して当選、
というのは民主主義の基本に反している、という声もある。
小泉純一郎、堀内光雄、麻生太郎、安倍晋三などがこれに該当する。

逆に、「歌舞伎役者などみな世襲じゃないかという声もあるが、
子どもの頃から親の姿を見てきた二世、三世だからこそ、
安心して伝統もまかせられる」という意見も聞こえてくる。
芸事の技を磨くのはその家紋の秘伝を受け継ぐ重要な役割がある。
世襲ならばこそ、親子三代が舞台に上がることも可能になる。
名門市川團十郎がこれに該当する。

ただここでは本質的な政治論はせずに、
ちょっと違った観点からこの問題を見てみたい。

昔から、自分が築いてきたものを子どもに引き継いでもらいたいと
願う親は多かったはずだから、最近の“二世ブーム”の背景にあるのは、
やはりこの子ども側の変化と言えるのではないだろうか。
ひとことで言えば、エディプス・コンプレックス(無意識的葛藤)が
弱体化したのかもしれない。幼児期において起こる現実の状況に対する
アンビバレント(両価感情)な心理の抑圧のことをいう。

勿論、自分の後を継いでほしい、と願う親に従う素直な子供が
増えたこと自体を、とやかく言うことは出来ない。
とはいえ、古代から延々と人の心の奥に息づいてきた
エディプス・コンプレックスが、こうもあっさりと消えて良いものか。
それは時に親を悩ませ、さまざまなトラブルの原因にもなってきたが、
同時に「親を打ち負かし、乗り越える逞しさ」を与える材料にもなったはず。

問題を起こす親にも子にも、彼らに大谷翔平の爪の垢を
煎じて飲ませてみたいものである。
「驕るものは久しからず」「実るほど首を垂れる稲穂かな」「謙虚な姿勢」
日本語には素晴らしい教訓の言葉がたくさんあります。
知っているのでしょうか?

有頂天になると自分たちを支えてくれているファンを忘れがちになります。
やはり人には「銅の鏡」と「歴史の鏡」と「人の鏡」の
3つの鏡が必要だというものです。