人として




人は、過去は作り直せないが未来は作れるという。
しかし過去の責任も取れなくて何を偉そうなことを言っているのか。
未来は過去からの延長線上にあるから過去の負債を背負っていくしかないのだ。 
大切なことは人として反省すべきことは反省するという事です。
我々に出来ることは、今を直視して忠実に生きるしか無いのです。
どんな困難の中でも生きることを真剣に考えることが正しいのです。
その結果が未来を作ることになるのです。

もし、暖を取るために老人が、
目の前の壊れた家屋があれば薪として手に入ることは悪いことなのだろうか?
もし、食糧を得るために老人が、
目の前に畑があれば勝手に収穫して食料にすることは悪いことなのだろうか?
もし、健康上の理由から老人が、
災害用のペットボトルを一本多く取ることは悪いことなのだろうか?

この行為は正義か悪か!あなたはどのような判断をしますか?

倫理的には正しく無い行いでも生き残るためには認めなければならない。
正論は安定した平和の時に通用するが混乱の最中では通用しない。
先ずはどのような状況でも生き残るための暗黙の了解が必要です。

しかし絶対やってはいけないのが人として弱者に対する差別です。
老人や子供たちに対してうるさいとか、汚いとか、早くしろ、などの言葉は、
鋭利な刃先の凶器と同じなのである。

災害時や戦禍の中では理屈通りの自由・平等・博愛は通用しない。
人々はただひたすら混乱からの逃げ道を探すしか無い。
こんな非情な世の中を生きなければならないと人生を悩むならまず、
天に怒ることだ。時に神を呪え、仏を呪え、自然を呪え、あらゆるものを
呪いながら生き抜くのだ。
怒る対象があれば悲しみや苦しみを吐き出すことが出来る。
怒りは原動力となり最強のエネルギーを生み出す。

そして正常を取り戻したときに人として感謝を持てばよい。
「知識」は状況や混乱には対応しないが、「智慧」はその場に応じて対応すればよい。
仏道を学びながら智慧の活かし方を考えることが大切です。

仏陀の教え「四大八正道」、「輪廻転生」、「一切皆苦」が、
理解できなければ人としての道を永遠に迷う。今一度学ぶべし。

四諦八正道(しだいはっしょうどう)
仏教の基本的な教えは、簡単に言えば「人生をラクに生きる方法」です。
そして基本的な教えには4つのキーワードがあり、まとめて「四法印」と言います。
1. 一切皆苦(いっさいかいく):人生は思い通りに進まない
2. 諸行無常(しょぎょうむじょう):全ての物事は変化するもの
3. 諸法無我(しょほうむが):全ての物事は繋がりの中で変化している
4. 涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):仏教が目指す悟り
一切皆苦は仏教の出発点であり、最初に知るべきことです。

人生は苦悩の連続だと思います。逃げても逃げても苦悩は追いかけてきます。
この世の苦しみを消すには、自分の心の在り方、ものの見方を変えることです。

どのような心構えで物を見、考え、行動していくかを説いた
「仏教の基本方針」が四諦八正道です。

四諦(しだい)
苦諦(くたい) 生きることは本質的に苦である(一切皆苦)。
人が生きるということは、苦を背負って日々を過ごすことだ。
集諦(じったい) あらゆる出来事は必ず何らかの原因によって起こる。
苦の原因は煩悩である(煩悩とは自身の心の中にある悪い要素)。
満足が得られないから、苦しくなっていく。
滅諦(めったい) 煩悩を消すことで苦が滅する。
(煩悩を自分自身の努力で完全に断ち切る)
この世で起こっているものはすべてうつろう(諸行無常)。
道諦(どうたい) 煩悩をなくし、悟りを得るための八正道(以下に示します)を
実践する。

八正道(はっしょうどう)
正見(しょうけん) 正しいものの見方をする。
正思惟(しょうしゆい) 正しい考えをもつ。
正語(しょうご) 正しい言葉をかたる。
正業(しょうごう) 正しい行いをする。
正命(しょうみょう) 正しい生活を送る。
正精進(しょうしょうじん) 正しい努力をする。
正念(しょうねん) 正しい自覚をする。
正定(しょうじょう) 正しい瞑想をする。

一切皆苦(いっさいかいく) 「四法印」
仏陀が発見されたこの世の理法とは、「一切は無常であり無我である」という、
厳然(げんぜん)とした事実そのものでした。

この理法を日常の生活の原理として我々が生きるならば、
そこに 貪欲(とんよく)や 瞋恚(しんに)や 愚痴(ぐち)といった煩悩は、
生じないはずです。しかし現に自らの一生を見渡す時、やがて老いたり病んだり
死んだりすることに対して、心穏やかな者は一人もいないことも、また事実です。

その昔一人の韓国の青年の歌手朴成寿(パク・ソンスウ)のプロデュースをした。
在日韓国人の彼のCDタイトル「人として」でデビューをした。

望んで生まれた訳じゃない
それでも笑って生きていきたい
小さなタンポポ アスファルトに
お前も僕と同じだね

小さく生まれた訳じゃない
僕のサイズで生まれてきたんだ
大きく生まれた訳じゃない
僕のサイズで生まれて来たんだ

人として生まれて
人として育って
自分に誇りを持てる人になろうと決めた

他人より優れていなくていい
他人より劣っていたっていい
誰にも無いものがたった一つ
僕の身体に隠れているんだ

在日韓国人として生まれてたくさんのいじめを経験してこの歌が生まれた。
私達も今一度「人として」見直す必要があるように思います。