野心

 

野心とは野にある心を言います。
自然を愛する人達のことではありません。
どのような状況でも心は野にあるということです。
野とは生い立ちの本(心の置かれた場所)です。

 

野心の意味は豺狼(さいろう)の子は、
人に飼われても山野を忘れずに、
馴れ親しまないで、飼い主をも害しようとする。
荒々しい心を持つというところから)
人に慣れ服さないで、ともすれば害しようとする心です。
(豺狼とはやまいぬとオオカミのことです)

 

貧困の為に家族と離れて他人と暮らさなければならない。
大人達の理不尽な扱いにも一人で耐えなければならない。
早く手に職を付けてこの地を離れたいと願う。
そこに成功者になってやるという「野心」が芽生える。

 

裕福の家庭で何不自由なく過ごす。
学校を卒業すればしかるべきポストが待っている。
両親が用意してくれた人生のレールを外さない限り苦労はない。
そこに尊敬される職種につきたいという「野心」が芽生える。

 

野心は大きな飛躍を望んで、大胆なことを取り組もうとする気持ちです。
現状からは考えられない分不相応な行為にでることです。
意志強固に困難に耐えながら黙々とチャンスをねらうのです。
集団や組織に甘んじることも服することなく孤立した人生に耐えるのです。

 

貧困で育った若者も、裕福な環境で育った若者も、
「野心」を持っていることに変わりはありません。
一方は豊かさを目指し、もう一方は地位を目指したのです。
貧しい暮らしから大企業のトップになった人。
豊かな暮らしから政治家になった人。それぞれがあります。

どちらも不屈の精神で挑戦を繰り返して来たことには変わりません。

哲学者森信三先生の言葉にこのようなものがあります。
「たとえ99人が、川の向こう岸で騒いでいようとも、
自分は一人スタスタとわが志したこちら側の川岸を、
わき目もふらず川上に向かって歩き通す底の覚悟がなくてはなるまい」

 

野心家は生意気で反抗的だと決めつけられる。
野心家は善人を求めている社会からは異端児とみなされる。
野心家は穏やかな人生を望む人からは嫌われる。

 

国は良い人ばかりでは作る事も守る事もできません。
豊かさを確立させるために現状を打破する気概を持たなければならない。
国の歴史と文化は野心を持った不良達が生み出したのです。

 

大義を持たずして社会に出ても人生の長さは同じです。
このようなものかと諦めて過ごせる人は問題ないのですが、
何かおかしいと気付いた時点で挑戦が始まるのです。
いつか自分に力が付いた時に主張を認めさせたいと思うのです。

「ひっくり返してやる」という気持ちが野心です。

 

男たちよこの言葉を噛みしめろ。
男は強く無ければ生きていけない、
しかし優しくなければ生きていく資格が無い。
(ハードボイルド作家レイモンド・チャンドラー)

 

大志を持つ時には理性では無く野心を持て!
てっぺんを目指す気持ちが無ければ野心は生まれない。

悔しさを野心に変えろ!