船がある




そこに船があるから旅に出よう。
旅に出るため船を用意しよう。
お金ができたらボランティアに参加しよう。
ボランティアに参加するためにお金を作ろう。
夢があるから前向きに頑張ろう。
前向きに頑張れるのは夢を追い求めるからだ。

「曰わく仁者は難きを先にして獲ることを後にす仁と謂うべし」論語
(のたまわくじんしゃはかたきをさきにして
かることをあとにすじんというべし)
「先義後利」義から初めて後に利がついてくる。

旅に出るためには船を用意しなければならない。
しかし立派な船を用意しても先に操縦技術を学ばなければならない。
操縦技術を学ぶためには海を知らなければ始まらない。
海図と実際の波を見て動きと力を実感しなければならない。

大人になったら勉強すれば良いという考えで生きる子は、
大人になって成功すると傲慢になり人から嫌われる。
それは敬意と尊敬を最初に学ばないからです。
人に感謝されるにはどうすれば良いかを頭に入れれば、
その後に成功しても謙虚さは無くなることはない。
人に接するためには先に儀礼を学び、しかる後に利となる事を考える。
このことが「先義後利」である。

老後の安心安全を得るために働いて得たお金を全て貯蓄に回す。
食べたいものを我慢して、欲しい服も我慢して、行きたい旅行も我慢して、
人との付き合いも遠ざける。そしてようやく定年を迎えて楽ができると
思ったら家族も友達とも心の通じ合わない仲になっていた。

そして気がついたら身体が癌に侵されて余命いくばくもない
と医者から告げられた。枕元には溜め込んだお金の通帳が何冊もある。
「もっと好きなことをやっておけば良かった」
「もっと食べたいものを食べて、行きたいところに行けば良かった」
「もっと家族や友達と仲良くやっていれば」
これらは老人たちの最後の言葉として一番多く残された言葉です。

最近高齢者の読書会が増えている。いわゆる学び直しである。
高齢者たちが集まり本の中から言葉を選び読み合わせをする。
例えば森信三の言葉の中から章句を選びみんなで話し合う。
「人の出会いは一瞬早からず~」この時の森信三の心境を語り合う。
時代背景や作者の心理やその時に誰に向かって発したかを探る。

このような知的会話をすることにより、
認知症予防に繋がるので大いに奨励している。
私は呼ばれれば何処へでもお邪魔するのがモットーです。
読書好きな人との会話は映画を見るより楽しいのです。
最近、友人達と一緒に「糸紡ぐ会」を立ち上げました。
吉田松陰研究者を通じてご縁が生まれました。

現代の戦争について思う事。
物を奪ってでも豊かになりたいと考える人は平気で人を殺します。
西洋人の多くは神が作った人間を神に断りもなしに殺してしまう。
老人から殺して若者を残す。男は殺して女は生かして雑用をさせる。
その上に女に子供を作らせて民族まで変えてしまう。
このような悪魔の所業が長く続くわけでない。
ロシアもパレスチナも今すぐに戦争を終わらせる義務がある。

悪徳商法で金儲けをする人について思う事。
人の怨みを買って残した財産はまた人に奪われる。
一瞬の快楽を求めて生きる人には未来はない。
もちろん末代まで恨みの祟りは残る。
豊かさの意味が分からずに快楽を求める。
人間として最悪の行為である。

「和を以て尊しと為す」を理解する人は物を分け合うことから始める。
東洋人多くは仏教から学び、分け合うことを基本として教わる。
分かち合えばあり余り、奪い合えば足りなくなる。
全般的に小欲知足の精神が根付いているのです。
日本的霊性を強く信じるべきです。
この国、日本から世界を変えなければ何も変わらない。

もう地球には時間がない。そして人間の知恵にも限界を感じる。
AIとの共存共栄で解決しなければ各国のトラブルは終わらない。
人が多く死んでいく。動物も多く死んでいく。
環境が破壊されて貧困が広がり飢餓や犯罪が頻繁に起こる。

地球も人間との付き合いの限界に来ている。
エネルギーや食料や新鮮な空気も自然からの恩恵はもう望め無くなる。
自然災害が頻繁に起こるのは地球の<いかり>そのものです。

残された人間たちは新しい船を作らなければならない。
21世紀版ノアの方舟を作らなければ手遅れになる。
地球の怒りが収まるまで宇宙に逃げ出すしかない。
新しい船には新しい水夫が必要です。
もう地球には時間がない。

中国の最高指導者孫文の思想は、一種の愚民観に貫かれています。
民の自立性を認めない、超エリート主義です。
彼は、「人間や民族は生まれながらにして平等である」という
考え方を否定して、「人間の能力はもともと不平等である」という
視点から出発しています。

なぜ、この、人を馬鹿にしたような区分を設けたのでしょうか。
孫文の優劣主義は、決して愚かな大衆を蔑視するためではない。
大衆は自らを管理する能力に欠けているから、自覚に富み、
全体を見渡すことが出来る「聖人」や「賢人」が、国家や社会を管理、
統率しなければならないというのです。
それを「賢人支配の善性主義」と名づけられます。

孫文の「知難行易」にて、
第一種の人「先知先覚者」は発明家であり、
ヤフーの創設者ジェリー・ヤンとデビッド・ファイロは先知先覚者。
第二種の人「後知後覚者」は宣伝家であり、
ソフトバンク代表孫正義は後知後覚者。
第三種の人「不知不覚者」は実行家である。
Xのイーロンマスクは不知不覚者。
世界における進歩はすべてこの三種の人にかかっている。

世界が混沌として混乱しているときには
トランプ大統領のような「不知不覚」の人物が必要なのです。
果たして、日本の国にはいるのでしょうか?

日本の強みはゼロから始める創成の時に実力が発揮できるのです。
世界が注目している日本の行く末に期待を寄せているのです。
思想を持った賢人と建国に燃える戦士と新しい船乗りが必要です。

そこに船があるから旅に出よう。
旅に出るため船を用意しよう。
お金ができたらボランティアに参加しよう。
ボランティアに参加するためにお金を作ろう。
夢があるから前向きに頑張ろう。
前向きに頑張れるのは夢を追い求めるからだ。

もう時間がない!今すぐ新しい船を作ろう!