惹きだしの間(ま)

 

好意を感じている人との会話で大切な事は惹きだしの間(ま)です

自分をアピールするのではなく相手の感性を惹きだす事です
早すぎる間(ま)は相手を追い込んでしまいま
遅すぎる間(ま)は相手に不信感がうまれます

丁度よい間(ま)は3秒~5秒です

和楽の奏者のやりとりに「こいあい」という言葉があります
お互いの間(ま)の取り方を表現したものです

恋と愛ではありません
漢字で書くと「乞い」と「合い」です

相手の音を乞うのです そして二つの音が合うのです
相手の間(ま)に合わせ過ぎると 自分の間(ま)の取り方が遅くなります

気持ちを引くのでは無く 気持ちを押すのです

自分の音を出して 相手と自分の微妙な間(ま)のやりとりをするのです
こいあいが熟達すると壁を挟んでも息が合うといわれます

離れた関係でも息が合うのは素晴しいですね

我々が通常使うSNSでは間(ま)を必要としません
表面上はコミュニケーションを取っているつもりでも
緊張感の無いコミュニケーションからは
信頼に対して逆効果になる場合が多いのです

間を取る必要のないコミュニケーションは事務的な伝達のみです

間の緊張感から生まれる触れ合いが感情を作りだすのです
得意な人も苦手な人もいるからコミュニケーションが必要なのです

 男女のこいあいも

恋が始まり愛がうまれるのです
恋の先に愛を求めるから嫉妬がおこり問題がおこるのです
恋をするときに相手に合わせ過ぎるから誤解が生じるのです
恋の確認をしてから少しずつ愛を育むのです

大切な人だから間(ま)が必要なのです

素敵な調和を求める時には順番を変えてはいけません

基本は変わらないのです