おおらか
皆様は「おおらか」という言葉をご存知ですか?
クヨクヨ小さなことには気にしないということです。
豪放磊落に生きながら細事にはこだわらない精神。
誰しもがおおらかな人生を歩みたいですよね。
おおらかの意味
「おおらか」とは、心がゆったりとしているさまをいいます。
こせこせしておらず、些細なことにも動じない。そんな雰囲気ですね。
この言葉は、基本的には人柄について述べるときに使われるもので、
男性、女性問わず用いられます。
おおらかな人の特徴「性格」
「おおらか」な人の性格的な特徴として、
まず思いつくのが「落ち着き」があることです。
些細なことには決して動じず、じっくりと事態を把握してから
行動に移します。
また、「おだやか」な性格の持ち主であるともいえます。
人前で激しく怒ったり、泣いたりという姿は見せません。
いつも柔和な笑顔が見られる、そんな印象ですね。
おおらかな人の特徴「行動」
「おおらか」な人は、人によって態度を変えたりしません。
どんな人ともいい関係を築くことができるので、「あの人は嫌い」
「あの子は苦手」というような選り好みもしません。
また、「おおらか」な人は許すことができる人ともいえます。
人のミスや失敗をにこやかに許し、落ち着いて適切な対処方法を
考えようとします。人のミスを自然にカバーできるという頼りになる
存在でもあります。
さらに、せかせかしていないというのも「おおらか」な人の行動の
特徴だといえます。本当は忙しいはずなのに、いつも余裕に
見えてしまうのが「おおらか」な人。真似したいですね。
おおらかな人の特徴「言動」
「おおらか」な人がよく使う言葉があります。
それは「ありがとう」と「いいよ」「大丈夫」の3つ。
「おおらか」な人は感謝上手。ちょっとしたことでも人に感謝することを
怠りません。「ありがとう」といわれて気を悪くする人はいませんよね。
そんな魔法のような言葉でもある「ありがとう」をたくさん発するからこそ、
「おおらか」な人は人に好かれるのかもしれません。
また、行動面の特徴でも述べたように、「おおらか」な人は人に対して寛容です。
相手のミスや失敗を責めることはせず、「いいよ、大丈夫だよ」と
次に取るべき行動を一緒になって考えてくれるのです。
禅語は漢字が連なり堅苦しい印象もあるかもしれませんが、
これほど含蓄に富んだものはありません。
日常のしがらみから抜け出して、いつもおおらかに、
明るく笑って過ごせるような、軽やかに生きるための
禅のことばをいくつか集めてみました。
「両忘」りょうぼう
私たちは日常生活の中で、生と死、喜と怒、哀と楽、好きと嫌い、
美と醜、善と悪、真と偽、そして幸と不幸など、対立する二つの
価値観の間で右往左往しています。
あれかこれかという決断を迫られ、どうしたらよいかの判断に
窮してしまうこともしばしばです。
これは生きていく中で避けられない事態だとも言えましょう。
しかし、この「両方忘れる」という禅語は、そうした対立的な
価値観へのこだわりを忘れ、二元的な思考を乗り越えるべきことを
教えたものです。白か黒か、自分の内か外か、というようなこだわりを捨て、
時には「どっちだっていいではないか」と大らかな気持ちになることによって、
清新な気持ちで物事を見つめ直すことができるかもしれません。
「知恩」ちおん
自分が今ここにあるのは他あってのことで、
一人では生きられないことを自覚し感謝する。
まずは両親あっての自分、囲りの人々、はては自分を
取りまく大自然全ての力あっての御蔭である。
たとえ食卓に一品の食事であっても、その食材の種を蒔き、育て、運び、
またそれを調理する者がいる。他からなされる恵み、慈しみの心を感じ取り、
常に感謝の気持ちを忘れてはならない。
「看脚下」きゃっかをみよ
人は他(人)と自分を比較し、その優劣をもって幸不幸の尺度とし、
自らの悩みの種とする。他と比較する必要はない。
足を地にしっかりつけた自己の確立こそが、
全てを凌駕することの源泉となる。
そのためには、自己追求を怠るな、ということである。
禅寺の玄関などに「看脚下」と書かれたものが、貼られている。
ぬいだ履物を揃えなさいということであるが、その語句の裏には、
修行僧ばかりではなく、あらゆる人達が真理、幸福を求めるに、
遠くばかり求めることを諫める意が籠められている。
真実、幸福は自分の中にあるからである。
私の「おおらか」は、生まれ持った性格ではなく
人生の経験から身に付いたものです。
沢山の失敗から学ぶことが多くありました。
その中で他人を恨むことなく自分の責任だと戒めたのです。
そうすることでくよくよすることが無くなりました。
いつも笑顔でいると自然にチャンスが巡ってきました。
反対にいらいらしてしかめっ面をしていると
チャンスは逃げて行ってしまうのです。
どんなに裏切り行為があっても、その人にはその人の事情が
あったのだろうと思うと怒りは無くなります。
辛い時には心身ともに健康でいられることを感謝していました。
空に向かって、太陽に向かって「ありがとう」を連呼するのです。
スーツと気分が落ち着き「おおらか」な気分になります。
解決できない悩みをいつまでも持ち続けても仕方ないですよ。
現実には未だ起こっていない不安を抱え込まないでください。
人間って少しぐらいは能天気な方が良いですよ。
女性の方は宇野千代さんや瀬戸内寂聴さんの本を参考にしてください。
なんとも気持ちが良くなるくらいにおおらかな人生をお過ごしになりました。
今日も一日おおらかに生きていきましょう。