生命とは
生命とは
留まらず常に入れ替わるものである。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。
止まることのない車である。
生まれて死ぬまでのガソリン
思考から実行へのバッテリー
自然の中で生きるエンジン
何よりも生きている上での魂のサーキュレーター
細胞が死ぬまで周り続けているウインドパワーゼネレーション
天と地のため息自然界のハミングバード
宇宙の気まぐれから発生したソウルダンス
仏陀が説いた生老病死のハーモニー
地球の誕生と生命の誕生は謎に包まれている。
ミステリアスだから面白い。
生命とは生きている内は考えず死が近づいてくると考えるものである。
しかし寿命は途絶えるが生命は途絶えることはない。
輪廻転生、魂と共に地球がある限り未来へと続くのである。
恩学より
私の好きな禅語で「生命」を調べるとこのような説明になります。
今から約2500年前の4月8日、お釈迦さまは誕生されました。
そのお釈迦さまの教えに、人間に生まるること難しやがて死すべきもの
のいま生命(いのち)あるは有難しとあります。
お釈迦様はある時、大地の土を爪の上にのせ、阿難尊者に
「大地の土と爪の上端における土、いずれが多いか」と問われました。
阿難尊者は、「大地の土の方がはるかに多いです」と。
お釈迦様は、「そうだその通りだ。生きとし生けるものは、
大地の土の如く無量無数だけれど、人間として生を受けるということは、
爪の上端における土の如く、ごくごく稀である。
かけがえのない生命を大切にし、二度とない人生を悔いのないように励みなさい」と、
さとされました。 その受け難き人身もやがては滅します。
そのいつの日か滅する生命が、今日もまだ亡くならずに日暮らしができている。
これ程有難いことはありません。
古今東西のあらゆる書物を読んでも生命の意味や価値観については
分かりますが、「生命とは何か」には答えていません。
科学でも、哲学でも、仏教でも、抽象的で曖昧な答えしかないと思います。
科学的には
あるとき物質が生命という機能を獲得した瞬間を、
実験によって再現するというものです。
ミラーの実験により原始地球の環境で、最初の有機物が合成された
可能性が指摘されました。しかしその後の研究により、
彗星や隕石からアミノ酸が検出され、生命あるいは生命の素となる物質は、
地球外から地球へ持ち込まれたものである可能性も指摘されるように
なってきました。原始地球だけでなく、宇宙におけるさまざまな場所での、
物質の化学進化の可能性を探っています。
哲学的には
「生物学の哲学」に おいては、生命について議論してきた哲学史の
蓄積が必ずしも 踏まえられているわけではない。
基本的には現在の科学を前提 とする「生物学の哲学」において
捉えられているのとはまったく異なった生命理解を、たとえばアリストテレスや、
ドイツ古典哲学、ベルクソン、フランスのエピステモローグたちは
持っていただろう。 こうした哲学的生命概念は科学によってすでに
乗り越えられてしまったのだろうか、
それともそこには科学が見落としている重要な論点が潜んでいるのだろうか。
仏教的には
仏教における生命の見方は四大縁起と五蘊縁起,命根等にみることができる。
生の始まりについては,胎内五位に,生命の終りについては寿・煖・識の
消滅としてとらえられている。死に対する態度は,生命と死に対する智恵と,
事実の受容と,迷いと恐怖を輪廻しない解脱が求められる。
したがって脳死を死と認められるのも,臓器提供も智と解脱において
なりたつといえる。
こだわりか,解脱かは,恐怖心や関わり方によって異ってくる。
民俗仏教はこだわりを再生するが,仏教的視点を成り立たせる
諸条件がそろえば,解脱としての脳死の受容,臓器提供はなりたちうるといえる。
昨夜、伊丹谷良介マンスリーライブ「うた」<生命>が開催された。
恵比寿Voices2月10日(土)19時~21時
生命の起源から現代に至る生命の謎に「うた」で迫る
前回の「ブッダ」同様、映像とナレーションの組み合わせに歌が入る。
毎回その月のテーマ曲を作りそれに合わせて音源も作り直している。
100時間以上の時間をかけて魂を震わす。
ライブ前のトークから自分の「うた」に賭ける思いを語り、
「生命」のライブがスタートする。生命に関する膨大な資料を集めて
スクリーンへテロップとして流す。
後半に入り著名人の「生命」に対する名言も流れ、
縄文の平和国家も話題に取り上げてワンサードの説明と入る。
途中、中国で活躍している女性歌手纪敏佳(ジーミージャー)の
電話コメントも入り新年を祝うシーンもあった。
彼女の未発売のデモテープが流されて、こちらの会場の反応が彼女に送られた。
予期せぬ盛り上がりに会場は包まれた。
今回のテーマ曲は「We are the one」、前回「愛と光 導かれて」同様に秀作である。
楽曲は「うた」「生命の誕生」「覚悟の白富士」「方丈記」「かれたばら」
「縄文時代と生命」「僕らは地球のライダー」「愛と生命」「我愛你」
「植物と生命」「未来の華」「虫と生命」「愛の銃弾」「科学と生命」
「デジタリアンラブ」「生命の肯定」「YES」「生命」
「みんなのいのち(We are the one)」を歌い、
ライブ時間を大幅に過ぎていたが、途中で席を立つ人は誰もいなかった。
最後に私も呼び出されてお客様の質問へ答える。
伊丹谷良介はライブ後に話し合うサロン形式のロックコンサートを目指している。
世界には戦争があり、災害があり、不正があり、経済困窮で民衆が悩んでいる、
この時期にロックシンガーとして反論の一撃を加えるのである。
みんなで語り合う時が来た。
思考と音楽のコラボレーションとして成立するか実験を繰り返していく。
みんな流されるな!ぬるま湯に浸かりすぎるな!
自分の正直な言葉を吐くのだ。
次回のテーマは「芸術」どうなるのか楽しみである。