子供と大人の垣根
18歳から選挙権が与えられるから大人ですか?
20歳からお酒も飲めるから大人ですか?
22歳で大学を卒業して16年間の勉強が終わったら大人になるのですか?
今までのように両親から食事や自分の部屋を与えてもらえるなら子供のままの方がいいや。
今までのように泣き叫べば子供だから助けてもらえるからいいや。
欲しいものがあれば子供だからなんでも買ってもらえるからいいや。
と思っていませんか?
しかし、突然地震や台風に襲われたときにあなたはどうするのか分かりますか?
もし戦争がはじまりミサイルが飛んで来たらあなたはどうするのか分かりますか?
その時に親や国が安全を保障してくれると思いますか?
コロナウィルスの時のように国が強制的に意識操作をしたときに抵抗が出来ますか?
国民を混乱と恐怖に陥れて、マスク着用、外出禁止、会食制限、大人数での会合禁止など、
数々のルールを作り施行しました。この国は共産主義の国ではないのです。
専門家が言う予防対策としてのマスクの効果って本当にあるのですか?
スパーコンピューター富岳の実験でも咳や唾は通り抜けていましたよね。
国内外は問わずに多くの医者がワクチンの危険性を発信していました。
ワクチンを何回も打っても大丈夫なのですか?コロナにかかったら死ぬのですか?
私は2回罹りましたが死んでいません。
マスコミも誰も本当のことは言ってくれません。政府が言っているから、
学校が言っているから、親も隣近所も言っているから従うしかないのですか?
同調主義だと個性が奪われ自分の意見が反映されなくなると教えられていませんか?
自分の意志は何処に出せばいいのか分かりませんか?
「未来は子供たちが作るのです」と言われてもどうしていいのか分からないと思います。
あなたたちはこの国の歴史を知っていますか?
日本の経済のこれからの状況を心配したことはありますか?
政治家は正しい判断をしていると思いますか?
マスコミは真実を報道していると思いますか?
世界中が自国の経済を回すために混乱を作っているとしたら
どうすれば勝つことが出来るのですか?
学校で学んだ知識は役に立ちますか?
残念なことに「努力」は役に立ちますが「知識」は役に立ちません。
これからは知識の部分はAIが担当しますからあまり役に立つことはありません。
知識を活かした情報分析をして「何をしなければならないか」を探すのです。
その基礎となるのが「生き方」なのです。AIに提案できない領域です。
どう生きるかを知らなければ遊びばかりに夢中になり気づいた時には、
貧しくなり結婚も家族も手に入れることはできなくなります。
いまこそ「志」を学ぶのです。志の第一人者吉田松陰先生の教えを学ぶのです。
江戸幕府を崩壊させ新しい時代を下級武士たちと作り日本の状況を180度変えたのです。
「明治維新」に、これからのやるべきことがギュツト凝縮されています。
この時代の活躍した人の行動を学ぶことにより、自分がなさなければならない目標
「志に軸を置いた生き方」が分かります。
先ずはあなたたちと近い年齢の「橋本佐内」を学んでみましょう。
福井藩のご殿医で「橋本佐内」という人物がいた。
僅か15歳の時に「啓発録」を書き記した人物である。
そして安政の大獄により、26歳という若さで命を落としています。
幼少の時からあらゆる書物(四書五経・論語・六韜三略)を読み天才とうたわれた
偉大なる志を持った武士である。その「啓発録」には五つの項目が記されていました。
一、「稚心を去る」自分と運命を変えようと思うなら、子供っぽい心を捨て去ることである。
二、「気を振るう」負けてたまるか、くじけてなるものかという負けじ魂こそが人を変える。
三、「志を立てる」夢や目標を持て。その方向を目指して絶えず努力する。
四、「学を勉める」学問を学ぶことは大切である。世の中のために正しく生かすことも大切。
五、「交友を択ぶ」互いに切磋琢磨できる良き友を選ぶこと。自分を高めてくれ、心から尊敬でき、何かあった時に、真剣に心配してくれる友達こそ、何よりも大切にすべきである。
佐内は15歳という人生の節目に立てたこの誓いを守り、短い人生ながらも
素晴らしい人材として、教育や政治に大きな成果を残したのです。
現代でもこの五つの項目はそのままあてはまるものであり、
私たちの気持ちを奮い立たせてくれます。
大人になるということはただ年を取るだけではありません。
人生の目標や目的を明確にして社会に貢献することです。
米国の詩人サムエル・ウルマンに「青春」という詩があります。
「年を重ねただけで人は老いない。人は理想を失うとき初めて老いる。
20歳の若者に情熱がなければそれはすでに老人である。
70歳の老人が情熱を持って生きていればそれはまさに青春なのである。」
温かな愛に満ち、生を讃える詩の数々。困難な時代の指針を求める、
すべての人へ贈る。珠玉の詩集です。
結論は「子供と大人の垣根」は無いということです。
今日から大人ですという境界線はありません。
自分がどう生きるかで正しい大人になるスタートです。