引力と斥力
引き込む力が引力と言い、突き放す力が斥力(せきりょく)という。
「雑乱紛糾のときに控捲せず」中国の諺
意味は「揉め事が起きたときは、互いに引っ張り合おうとするのではなくて、
お互いに手を緩め合いなさい」ということです。
人間関係においても重要なことは互いに引き合うばかりでなく、
突き放すことも必要な場合もあります。
それは関係の上で甘えが出てきた時です。
礼儀を欠くような言動が出てきた時には曖昧に済ませるのではなく、
思いっきり突き放すことも重要です。
これは外交においても同じことが言えます。
中国深圳で小学生が反日活動家によって殺されてしまいました。
これに対して上川外務大臣は強く遺憾を申し入れたと
記者会見で述べているが外交の根本を知らなさすぎです。
反日感情の強い国では日本人を騙したり傷つけたりすると英雄扱いになります。
ものごとを性善説で考えたい日本人は中国人の考えを一生理解できないでしょう。
このままの対応だとやられっぱなしで終わります。
1937年7月29日に起こった通州事件で多くの日本人が命を落とした。
この時、日本政府の弱腰外交により日本では真実が報道されなかったのです。
中国から見れば日本は「空威張りの国」で問題が起きれば飴でもわたせば
すぐに言いなりになるという考えである。
過去の日本政府はその手にまんまと乗っかってきたのである。
今回も同じようなことが行われた。
突然、日本産水産物の禁輸を解除という話が岸田政権へ届いた。
これに喜んで飛びついてしまえば中国政府から笑い者になる。
しかし見事に餌に食いついた岸田政権は手柄を取ったかのように
記者会見で発表している。
歴史を知って日本を守り毅然とした態度で臨まなければ
日本人が馬鹿にされる。
今年に入りすでに中国で子供たちが襲われた事件が2件発生している。
もうこれ以上の被害者が出ないことを祈るばかりである。
日本が何かことを起こすと海外からは強く謝罪を求められます。
戦争放棄した国が偉そうなことを言うなという事です。
どの国でも首相や大統領やリーダーは国を守ることと国民を守ることが鉄則です。
日本人の毅然とした態度と矜持を相手に堂々と申し入れではなく!通告として
伝えるべきである。憲法第九条の戦争放棄は、戦争はしないとの約束事ですが
異国民の好き勝手な行動まで容認することでは無いと思います。
このことは政府にも責任がありますが、国民一人一人の問題でもあります。
自分の身に火の粉がかかるまで、見猿、聞か猿、言わ猿を決め込んでいる。
その上に日本国民は平和ボケで茹でガエル状態で腑抜けになっているのです。
このまま人間以下の動物集団になったままで良いのでしょうか?
こんな逆境にこそ正しい方向に進むべきです。
ここで是非とも今一度この文章を読んでいただきたいと思います。
逆境にある人は常に「もう少しだ」と言って進むといい。
やがて必ず前途に光がさしてくる。新渡戸稲造の言葉
(1)
吾々は日本に生まれた以上、日本人の皮を着替えるわけにはゆかない。
私など、生国を去って勉学に出たのは八歳の時であったが、
六十余歳の今日なお東北弁が抜けない。
(2)
いかに苦しいことがあっても、ヤケになるのは短慮の極みである。
逆境にある人は常に「もう少しだ」と言って進むといい。
やがて必ず前途に光がさしてくる。
(3)
信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である。
(4)
違いを認め合い、受け入れられる広い心を持つことが大切である。
(5)
真の学問は筆記できるものではない。真の学問は行と行との間にある。
(6)
進む勇気と退く勇気があってこそ真実の勇気。
(7)
若い人たちは、自分たちは絶対年を取らないとでも思っているのだろうか。
人生のうち、青春として知られる時期ほど短いものはない。
(8)
もっとも勇気ある者はもっとも心優しい者であり、愛ある者は勇敢である。
(9)
急がば回れだ。休むなかれ、急ぐなかれ。
(10)
強き人はよく耐える。よく耐える人を強者という。
(11)
とかく物事には明暗の両方面がある。私は光明の方面から見たい。
そうすれば、おのずから愉快な念が湧いてくる。
(12)
自分が生まれてきたときより死に至るまで、
周囲の人が少しなりともよくなれば、
それで生まれた甲斐があるというものだ。
(13)
武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である。
(14)
あの黒雲の後ろには太陽が輝いている。
(15)
真の勇気とは、猪突猛進ではなく、しっかりと立ち上がり
周囲を見回して、いま成すべきことを見つけ出すことができるかである。
新渡戸稲造は「武士道」を英語で書いて世界に紹介した人です。
彼は狭い意味での武士道論を論じたのではなく、
日本の道徳思想文化論を世界へ発表したのである。
日本には宗教教育は無いが武士道があり、日本の道徳の基礎となっていることを
広く世界へ知らせようとした国際人である。
みなさんの口から出た言葉は責任を持って守らなければなりません。
子供だから、知らなかったから、未熟だったからと言い逃れは出来ません。
知識を知識としてだけで捉えるか、知識は行動が伴って初めて価値が
あるのです。知ることはすでに行動が伴わなければなりません。
若者よ!陽明学の「知行合一」を実践すべきです。
今こそ「感即動」の行動あるのみです。
もっと良書に親しんでください。